2019年も年の瀬が近づいてきました。この時期になると大掃除のことを考える人も多いのではないでしょうか。そこで今回は冷蔵庫の残り物などで簡単にできるお掃除テクニックを紹介します。余ったレモンや大根などを使って材料費ゼロで1年の汚れをきれいにしてしまいましょう。

レモン:クエン酸や精油成分によるお掃除パワー

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(画像=Igisheva Maria/Shutterstock.com)

レモンは料理やハイボールに絞って使うなどさまざまなシーンで活躍する食材です。しかしレモンにはビタミンCやクエン酸などが多く含まれているため、掃除にも活用することができます。レモンの果汁に含まれるクエン酸は消毒や消臭の効果もあることからアルカリ由来のせっけんカスや水垢の掃除には最適です。

またレモンの皮に多く含まれている「リモネン」という精油成分による洗浄力も油汚れの掃除に有効利用できます。例えばレモンを使った電子レンジの掃除法もその一つです。レモンの果汁を水に絞ってカップに入れてレンジで加熱すると、その後レンジ内の汚れが落ちやすくなります。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

またレモンと同じ柑橘類としては、みかんやグレープフルーツもお掃除に使えることで知られています。レモンと同じように、むいた皮などを使って油汚れの掃除に利用すると良いでしょう。

大根:消化酵素「ジアスターゼ」の洗浄力・漂白作用に期待

豚バラ肉との煮物や刺身のつま、大根おろしとしても使える万能野菜の「大根」ですがレモンと同じように余った分をお掃除に利用することが可能です。大根には消化酵素・分解酵素の一つである「ジアスターゼ」が多く含まれており、この酵素は胃腸の調子を整えたり働きを助けたりする作用があることで知られていますが、洗浄効果や漂白効果もあるといわれています。

そのため余った大根の皮の内側や大根のおろし汁を使って和室の障子を拭けば黄ばみが取れる効果も期待でき窓ガラスを拭くなどして利用するのも方法の一つです。

ジャガイモの皮:「サポニン」という成分で汚れを包んで落とす

ジャガイモの皮を使った掃除方法を試したことがある人も中にはいるのではないでしょうか。ジャガイモには「サポニン」が成分として含まれています。サポニンは血管内のコレステロールなどを洗い流す作用などがあり動脈硬化などの防止に効果的です。しかし掃除にも活用できます。サポニンが持つ界面活性作用が吸着した汚れを包み込んで落としてくれるのです。

そのためコップを磨いたり洗面所の鏡を磨いたりすると表面がピカピカになります。くもり止めの効果もあるので鏡のお掃除にはぜひ使ってみてはいかがでしょうか。またジャガイモのゆで汁に含まれるでんぷんはフローリングの拭き掃除にも使えることで知られています。

小麦粉、牛乳、お米のとぎ汁、茶殻……そのほかにもさまざま

レモンや大根、ジャガイモの皮などを使ったお掃除テクニックを紹介しましたが、このほかにも冷蔵庫の残り物を使った方法はあります。定番の重曹を使ったお掃除方法のほか、油分を吸着する作用を持った小麦粉を使ってキッチンの油汚れを落としたり傷みかけた牛乳や豆乳を使って木の床のつや出しを行ったりするなどです。

冷蔵庫の残り物というわけではありませんが、お米のとぎ汁を使って洗剤を使わずに食器などの油汚れを落とす方法もあります。お茶を入れたあとに残る茶殻には抗菌効果がある「カテキン」が多く含まれており、茶殻を畳の拭き掃除に有効利用することも方法の一つです。料理をしているとどうしても余りが出てしまうこともあります。ぜひ2019年の年末を良い機会に有効利用の方法を実践してみてはいかがでしょうか?(提供:JPRIME


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