女性ナンバーワン風水師・李家幽竹氏が解説
年末の大そうじ、進んでいますか? 「いざそうじを始めよう!」と意気込んだものの「捨てにくい物」「捨て方がわからない物」で手が止まってしまう経験は誰にでもありますよね。しかし、そうやって使わずに取って置いてある物があなたの生活に「悪い気」をもたらしているかもしれません。
今回は、女性ナンバーワン風水師・李家幽竹さんの新著『新装版 運が良くなる風水収納&整理術』から、手紙や故人の遺品など「捨てにくい物」の処分の仕方を風水的に紹介します。
※本稿は『新装版 運が良くなる風水収納&整理術』(李家幽竹:著)の一部を再編集したものです。
風水では、自然界のすべてのものに「気」が宿っていると言われています。新しい物ほど「陽」の気が強く、旺気(おうき=よい気)に満ちていますが、反対に古いものほど「陰」の気が強くなります。物には寿命があり、特に気に入っている物は別として、古くなった物から旺気を得ることはできません。また、使わずにしまってある物には「陰」の気がこもり、あなたの運を停滞させる原因にもなり得ます。
まずは、自分にとって本当に必要な物とそうでない物の区別をつけるところから始めましょう。
捨てられない手紙や年賀状は「若さ」「仕事運」に×
「捨てたら冷たいと思われそう」「大切な気持ちがつまっているから捨てるなんてとんでもない」……手紙や年賀状も捨てにくい物のひとつです。しかし、風水では紙は「木」に属するため、古い紙をため込むと「木」の持つ若さや発展運、仕事運に悪影響が出ると考えられています。
●手紙
特に、手紙は送り主の気も影響するため、自分が好きでない方からの手紙や内容的にあまりよくない手紙は、処分してしまうのが無難です。
手紙を捨てる場合、内容的に問題ない物であれば普通に捨ててしまってかまいませんが、よくない内容の場合は手紙を白い紙にくるんで午前中に捨てるのがベストです。反対に、うれしい内容の手紙や大好きな人からの手紙は、ラタンなど通気性のよい素材の収納箱に入れて、日当たりのよい窓のそばにしまっておきましょう。
●年賀状
年賀状はその年の春分前(3月20日)に捨てるのがベストです。あまり長い間取っておくと、いま現在の年の運気を吸収しにくくしてしまいます。年賀状を捨てる際は、赤い花を家の玄関かリビングに飾ると、その年の人間関係が良好になり、新しい出会いにも恵まれます。
●パソコンのデータ
不要なものは紙だけではありません。パソコンのなかに不要なメールをためてしまうと、人間関係や恋愛運にも悪影響が生じます。また、使わないデータをいつまでも取っておくと、行動力が鈍り、チャンスに弱い人間になってしまう可能性もあります。特に、必要のない人からのメールや嫌いな人からのメールは即刻削除することをオススメします。反対に、好きな人からのメールや楽しい用件は、その人との関係につながったり、楽しいことに恵まれるので取っておいてもOK。
ちなみに、パソコンの壁紙はこまめに変えたほうがチャンスに強い人になれます!
故人の形見や遺品もできる範囲で処分を
形見や遺品は故人を偲ぶ物。ひとつひとつに思い出があり、捨てるのは心苦しいですよね。ただ、大変申し訳ない言い方になりますが、風水における陰陽の世界観では、亡くなった方の所有物は「生きている物」ではないため、「陰」の気をもつ物と言わざるを得ないのです。
残された方が悲しみを乗り越えて幸せに「生きて」いくために、自分の空間から「陰」の気をもつ物をできる限り取り除いていかなくてはいけません。亡くなった方の形見や遺品は、自分や故人にとって本当に思い出深い物だけを残し、できる範囲で処分していくように気持ちを切り替えましょう。
処分するのに最適なのは……
形見や遺品を処分するのに最適な日は7のつく日、14日、31日です。ただし、その日が雨やどんよりとした曇りの日なら、処分するのは避けてください。処分後は家やリビングの中心から北西の方向でお線香や白檀、柑橘系のお香を焚き、家の中に風を通しましょう。
また、故人の衣服や貴金属などを使用する場合、それが身内の物であったとしても一度午前中から正午まで太陽に当ててから使用するように心がけましょう。
お守りは一年を目安にお返しを
お守りやお札をどう処分するか困る方はとても多いと思います。風水的に見ると、お守りやお札など神社からいただいた物の寿命は、いただいた日から1年間です。1年を過ぎた物をたくさん取っておくと、新しいお守りやお札をいただいたときに運気を得られないだけでなく、空間や運気に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
神仏関係の物は、ゴミ箱に捨てるなどの処分の仕方は厳禁です。可能であれば、いただいた神社やお寺にお返しするのがベストです。その場所に出かけられなくても、家の近所や他の場所でもかまいませんので、神社の物は神社に、お寺の物はお寺にきちんとお返しすることが大切です。これは持ち帰ったおみくじなども同様です。
処分するのに最適なのは……
お返しする日にちは基本的にいつでもかまいません。もし、こだわるのであれば男性は奇数日に、女性は偶数日にお返しすると新しい運気を得ることができるでしょう。
仕事運や恋愛運を願っていただいたお守りなどは午前中に、健康運や家庭運、結婚運を願っていただいたものは午後1時過ぎにお返しに行くとより効果的です。どちらの場合も、午後4時を過ぎてからお返しに行くのは避けたほうがいいでしょう。
また、お守りを家の中に置いておく場合は寝室の西側~北側の引き出しなどにきちんとまとめておきましょう。破魔矢などは、矢の先が部屋の入口や人を刺さないように配置してください。神社仏閣からいただいた物は、あなたの運気を大きくサポートするアイテムです。きちんとしたお祀りの心がけが大切です。
今回は『新装版 運が良くなる風水収納&整理術』から「捨てにくい物の捨て方」を紹介しました。本書では、ほかにも「最強の金運を導くキッチン収納」「願いをかなえる風水収納Q&A」など、不要な物を捨て、必要な物はよりよい状態で収納することで「運のいい人」になる方法を紹介しています。
さらに、悪運と決別して強運をためこむ「おそうじ」にクローズアップした『新装版 おそうじ風水』も同時に活用することで、あなたの運気が劇的に変わるかもしれません。
仕事運や恋愛運など、得られる運を思い浮かべながら、効果的な方法で片づけ&おそうじをして、素敵な2020年を迎えましょう。
(提供:日本実業出版社)
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