2月は大手スーパーや百貨店、そして各種専門店など小売り銘柄の本決算が集中する月で、こうした小売り企業には株主優待制度を導入しているところも少なくありません。このため先日の投資のヒントでは、2月の株主優待のなかから特に買物に役立つ優待銘柄に焦点を当ててみましたが、2月には買物に役立つものばかりでなくそのほかに様々な優待が揃っています。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は買物利用以外で役立つ魅力的な2月の優待銘柄を幾つかピックアップしてみました。そのなかで目立つのが飲食に利用できる優待で、壱番屋(7630)や東天紅(8181)、リンガーハット(8200)、吉野家ホールディングス(9861)、大庄(9979)などの店舗で利用できる優待があります。また、自社製品やお米といった定番の優待をみつけることもできます。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は2月26日となります。

2月の主な株主優待銘柄(買物利用を除く)
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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