米国主要企業の1-3月期決算発表がスタートしますが、新型コロナウイルスの感染拡大前に比べて下方修正が相次いでおり1割程度の減益が見込まれています。また、4-6月期はさらに減益幅が拡大する見通しで2割以上の減益が見込まれています。こうしたなか金融を中心に決算発表がスタートします。14日は金融大手のJPモルガン・チェース(JPM) やウェルズ・ファーゴ(WFC)が、さらに15日はゴールドマン・サックス(GS) やバンク・オブ・アメリカ(BAC)、シティーグループ(C)、モルガン・スタンレー(MS)などが決算を発表する予定です。

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金融以外では14日にジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が、そして15日にはユナイテッドヘルス・グループ(UNH)などが決算を発表するほか、来週は20日にIBM(IBM)などが決算を発表する予定です。また、21日にはプロクター・アンド・ギャンブル(PG)やトラベラーズ(TRV)、コカコーラ(KO)、ネットフリックス(NFLX)などが、22日にはボーイング(BA)などが、そして23日にはアマゾン・ドットコム(AMZN)やインテル(INTC)などが決算を発表する予定です。

主な米国企業の決算発表スケジュール(4月24日まで)
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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