株式投資では株価の値上がりに関心が向かいやすいといえますが、株式投資には配当や株主優待といった魅力もあります。そこで今回は4月の高配当利回り銘柄を取り上げてみました。本決算を迎える4月決算銘柄、中間決算の10月決算銘柄は企業数が限られることから4月は高配当利回り銘柄も決して多いとはいえません。しかし、魅力的な配当利回り銘柄を幾つかみつけることもできます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は4月決算銘柄と中間配当を実施予定の10月決算銘柄のなかから配当利回りが2%以上のものをピックアップしてみました。そのなかには日本ハウスホールディングス(1873)のように配当利回りが7%を超えるものがあるほか、ファースト住建(8917)のように4%以上のものもあります。また、4月決算銘柄のなかには期末一括配当のものもあります。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は4月27日です。

配当利回り2%以上の4月・10月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●週明けの決算発表スケジュールは

昨日から3月決算企業の本決算発表がスタートしていますが、来週は決算発表が一段と本格化し多くの企業が決算を発表する予定です。こうしたなか週明けは取引時間中に第一三共(4568)や積水化学工業(4204)などが、そして取引終了後にJSR(4185)や京セラ(6971)、イビデン(4062)、日東電工(6988)、JR東海(9022)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

【関連リンク マネックス証券より】
原油安は金融の“システミック・リスク”のトリガーになるのか
原油価格の急落‐株式市場への影響は?
中国や欧州の経済活動の進展具合、米国企業の決算発表などに注目
原油価格マイナスのインプリケーション
ナスダック100はコロナショックを乗り越えた水準 半導体関連の決算に注目