3月下旬からスタートした2月決算企業の本決算発表も4月下旬で終了しましたが、それから1カ月程度が経過したことからアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は2月期決算銘柄を対象に決算後に目標株価の引き上げがみられたもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかで複数の目標株価の引き上げがあったのがウエルシアホールディングス(3141)で、2020年2月期の営業利益が3割増の大幅な増益となったことに加え、2021年2月も小幅ながら増益となる見通しを発表したことから決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。また、ベルク(9974)でも2社が決算発表後に目標株価を引き上げています。

決算発表後に目標株価の引き上げがみられた2月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

先月下旬から3月決算企業の本決算発表がスタートしています。その決算発表も終盤に入り決算を発表する企業も減りつつありますが、明日も日本水産(1332)やJXTGホールディングス(5020)、島津製作所(7701)、東京海上ホールディングス(8766)などが決算発表を予定しています。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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