4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりました。その決算も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で厳しいものとなりましたが、そうしたなかでも増益を達成した銘柄もあります。
そして増益となった銘柄のなかには一桁増益予想ながらその予想を上回って二桁増益となった銘柄もみられ、今回はそうした銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば森永乳業(2264)では3%の増益予想だった営業利益が14%近い増益となったほか、ロート製薬(4527)でも3%余りの増益予想だったものが11%近い増益での着地となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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