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【目次】
①️ニューラルポケットIPOの基礎情報
②ビジネスモデル解説(執筆=株価プレス管理人)【8/6更新】
③IPOジャパン編集長 西堀敬 氏のコメント 【8/3更新】 ※有料会員限定

会社名
ニューラルポケット株式会社
コード
4056
市場
マザーズ
業種
情報・通信業
売買単位
100株
代表者名
代表取締役社長 重松路威 /1980年生
会社住所
東京都千代田区有楽町一丁目1番2号
設立年
2018年
社員数
32人(2020年05月31日現在)
事業内容
AIエンジニアリング事業
(独自開発の AI アルゴリズムによる画像・動画解析技術とエッジコンピューティング技術の活用によるソリューション提供)
URL
https://www.neuralpocket.com/
資本金
100,000,000円 (2020年7月10日現在)
上場時発行済み株数
13,784,000株
公開株数
548,600株(7月31日 公開株数を削減)
連結会社
なし
スケジュール
仮条件決定:2020/07/31→800~900円に決定
ブックビルディング期間:2020/08/04 - 08/11
公開価格決定:2020/08/12→900円に決定
申込期間:2020/08/13 - 08/18
上場日:2020/08/20→初値5,100円
シンジケート ※会社名をクリックすると外部サイトへ飛びます
主幹事証券:みずほ証券
引受証券:野村證券
引受証券:SMBC日興証券 (SMBC日興証券の詳細記事はこちら)
引受証券:大和証券
引受証券:いちよし証券
引受証券:SBI証券 (SBI証券の詳細記事はこちら)
引受証券:マネックス証券 (マネックス証券の詳細記事はこちら)
引受証券:楽天証券 (楽天証券の詳細記事はこちら)
引受証券:岡三証券 (岡三証券の詳細記事はこちら)
大株主
重松路威 68.54%
UTEC4号投資事業有限責任組合 7.36%
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託 未来創生2号ファンド) 4.78%
(株)オフィス千葉 3.32%
篠塚孝哉 2.12%
ミシュースティン ドミートリ 2.02%
佐々木雄一 1.97%
シニフィアン・アントレプレナーズファンド投資事業有限責任組合 1.36%
染原友博 1.21%
周涵 0.93%
業績動向(単位:1千円)
売上高 経常利益 当期利益 純資産
2018/12 単体実績 
60,208 -182,355 -182,620 158,342
2019/12 単体実績 
311,491 -139,103 -139,393 625,860
2020/03 第1四半期単体実績 
163,200 24,365 24,292 650,153
ロックアップ情報
重松路威、オフィス重松株式会社、佐々木雄一、染原友博、周涵、竹村実穂は上場後90日目の2020年11月17日までは普通株式の売却ができず(例外あり)
調達額(公開株数×公開価格)
4億9374万0000円(548,600株×900円)
潜在株数(ストックオプション)
1,221,500株
ビジネスモデル解説(執筆=株価プレス管理人)
ニューラルポケット株式会社<4056>は独自開発のAI技術を用いて開発した自社サービスを、企業や自治体に提供する企業である。2018年1月に設立された東京大学発のAIベンチャーである。


■同社について
同社は独自開発したAI技術を用いて、自社で事業やサービスを構築し企業や自治体に提供している。他のAI技術開発企業が取り組む受託開発を手掛けていないため、開発人員の制約を受けずに売上拡大につながるサービス開発が可能である。

企業や自治体が必ずしも見えていない潜在的なAIサービスのニーズを同社が捉え、主体的にサービスを創出することで、技術開発のみならず事業開発体制の構築に力を入れた事業運営が行われている。

また同社では2017年に登場したエッジ技術に着目し、スケール感を持った産業創出を行うエッジAIプラットフォーマーとして事業を展開している。具体的にはカメラ端末上のICチップで画像をリアルタイムでAI処理し、解析結果を記した文字データのみを4G(LTE)通信で送受信を可能とする技術を開発している。

IPOレポート
(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)

■サービス展開
同社は下記の3分野でのサービス展開を行っている。

・スマートシティ関連サービス
・サイネージ広告関連サービス
・ファッショントレンド解析関連サービス

IPOレポート
(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)

●スマートシティ関連サービス
スマートシティ関連サービスでは人員効率や危険予知を通じた効率的な倉庫運営や、街中やスマートフォンのドライブレコーダーを活用した交通・人流解析、満室状況をリアルタイムで管理できるデジタル駐車場などに代表されるサービスを提供している。

同社独自のAIエンジンを組み合わせた形でのサービス開発を行っており、2020年6月から北海道室蘭市に対し、観光施設の利用可視化ソリューションの提供を開始している。

●サイネージ広告関連サービス
デジタルサイネージに搭載された小型カメラを、データ通信機能を搭載したエッジ機器に接続し、広告の視聴状況や視聴者属性などをリアルタイムで解析している。サイネージデバイスは4G(LTE)通信を用いて遠隔で操作することができ、掲載コンテンツの管理やサイネージの動作管理・データの取得などの操作を行うことが出来る。

●ファッショントレンド解析関連サービス「AI MD」
ファッショントレンド解析関連サービスは、2018年8月にサービスがリリースされた。SNSから2,500万枚を超えるファッション写真を取得し、顧客に対し過去5年分のトレンド情報を提供している。

本サービスを用いて企画された商品は全国の店舗で販売され、アパレルブランドにおける粗利改善に貢献している。


■相手先別売上高
2019年12月期売上高3.1億円
・ソフトバンク株式会社 1.8億円(割合56%)
・クロスプラス株式会社 0.6億円(同18%)
・株式会社三陽商会 0.5億円(同15%)

2020年12月期Q1売上高1.6億円
・ソフトバンク株式会社 1.0億円(割合61%)
・株式会社クリューシステムズ 0.2億円(同15%)
・株式会社イグアス 0.2億円(同10%)

2019年12月期及び2020年12月期Q1はソフトバンク向けの売上が半数以上を占める状態である。

尚、ソフトバンクとは2019年11月にAI技術を活用したサービスの共同開発に係る業務提携契約を締結している。


■業績推移
2018年12月期 売上高0.6億円、経常利益▲1.8億円、当期純利益▲1.8億円
2019年12月期 売上高3.1億円、経常利益▲1.4億円、当期純利益▲1.4億円
2020年12月期(予想) 売上高7.8億円、経常利益1.4億円、当期純利益1.2億円

2018年1月の設立であり2018年12月期が設立第1期である。設立第2期の2019年12月まで赤字が継続している。

2020年12月期はQ1で売上高1.6億円、経常利益0.2億円と黒字化を達成した。尚、四半期ベースでは2019年12月期のQ4から2期続けての黒字となっている。

2020年12月期Q2(見込)は売上高3.3億円、経常利益0.5億円であり、黒字維持が見込まれている。最終的に2020年12月期は売上高7.8億円、経常利益1.4億円の予想である。尚、ソフトバンクに対する売上高は3.5億円(総売上の45%)となる見込みであり、総売上の50%を割れる予想となっている。

IPOレポート
(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)

■財務状況
2019年12月期末時点で資産合計11億円に対し、純資産合計6.3億円、自己資本比率59%である。借入金3.8億円に対して、現預金8.3億円を有しており、財務内容に対し特段の懸念事項はない。尚、資産合計で最大の科目は現預金である。


■資金使途
IPOにより上限3.8億円の資金調達を行う。AIエンジニアをはじめとした人材の採用費用及び人件費として3.8億円を投じる計画である。


■株主状況
重松社長が筆頭株主であり株式シェアの69%を保有している。

第2位株主のUTEC4号投資事業有限責任組合(株式シェア7.4%)以下、多数のVCが出資しておりVC比率は約15%である。

個人及びVC中心の株主構成であるが、重松社長により約7割の株式が所有されている。


■まとめ