4月下旬からスタートした3月決算銘柄の本決算発表は新型コロナウイルス感染拡大の影響で発表を延期する企業もみられました。それも先月で終わりとなりましたが、それから1カ月以上経過したこともありアナリストによる見直しも十分に進んだとみられます。そこで今回は4月中に一早く決算を発表した銘柄を対象に決算発表後に5社以上が目標株価を引き上げたもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
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そのなかには決算発表後に10社以上が目標株価を引き上げた銘柄も幾つかみられます。例えば2020年3月期の営業利益が9割を超す増益となり、2021年3月期も4割近い増益の見込みを発表したイビデン(4062)では決算発表後に10社が目標株価を引き上げています。また、村田製作所(6981)でも10社が目標株価を引き上げたほか、東京エレクトロン(8035)では決算発表後に11社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に5社以上が目標株価を引き上げた3月決算銘柄 決算発表後に5社以上が目標株価を引き上げた3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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