先月下旬から3月決算企業の第1四半期の決算発表がスタートしています。決算発表がスタートした当初は決算を発表する企業もまだそれほど多くありませんでしたが、それも先週から徐々に増え昨日はTOPIX500採用の銘柄に限っても50社近い企業が決算を発表しています。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に8月6日の決算発表を早速まとめてみました。
そのなかでも特に注目を集めたのが取引時間中の13時25分に決算を発表したトヨタ(7203)で、決算発表直後に株価が下落に転じ1.2%安まで売られる場面もありましたが、第1四半期の営業損益が赤字を見込んでいた市場予想を上回って139億円の黒字となったことで買いが優勢となり一時3.0%高まで買われる場面もありました。
もう一つのヒント
●週明けの決算発表スケジュールは
先月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算発表も終盤となりました。したがって決算を発表する企業も来週は随分と少なくなります。しかし、そうしたなかでも週明けにはIHI(7013)やNTT(9432)、ソフトバンクグループ(9984)などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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