50代になった自分を想像してみてほしい。老後の生活資金は貯まっているだろうか、仕事に満足しているだろうか、身体は健康だろうか……。50代になって後悔しないためには、30代で必ずやっておくべきことが少なくとも8つある。それぞれについて解説しよう。
まず50代になった自分を想像
50代になると会社を退職する日が徐々に迫ってくる。会社を退職したあとは、貯蓄と年金で暮らしていくわけだが、老後を豊かに過ごせるような資産形成ができているだろうか。
そして50代になったということは、すでに人生の折り返し地点を迎えているが、人生の前半部分はあなたにとって満足のいくものだっただろうか。本当にやりたいことはできてきただろうか。
50代になってから後悔しても「後の祭り」だ。後悔をもって50代を迎えないためには、30代でやるべきことを決しておろそかにはできない。
30代でやるべき8つのこと
では本題に入り、30代でやるべきことを8つ紹介していく。
視野を広げて「本当にやりたいこと」を探す
まず自分が人生において本当にやりたいことを早期に見つけるべきだ。時間は有限だ。50代、60代と年齢を重ねていけば、残された時間は少なくなっていき、あとでやりたいことを見つけても、そのことに費やせる時間は決して多くは残されていない。
ただし、自分にとって本当にやりたいことがなかなか見つからないこともある。そんな時は、さまざまなジャンルの本を読み、世界中の映画を観て、いろいろな場所へ旅行に出掛け、まず自分の視野を広げてみるのはどうだろうか。
20年後を見据えたキャリアプランを作り、アクションを起こす
会社員であれば「出世」は目指すべき道の1つだ。50代になったとき部長や会社役員になれていれば御の字だが、平社員のままだとしたら50代の自分は後悔しているかもしれない。
出世を目指すのであれば、30代のうちに自分の「キャリアプラン」を作り、出世するための具体的な計画を立てるのが賢明だ。キャリアプランを作ると出世のために必要なことが見え、具体的なアクションに結びつきやすい。もちろん、独立する計画を立ててもいい。
欠けているスキル・知識を習得する
先ほど将来の「キャリアプラン」を作ることの重要性に触れたが、キャリアアップを目指す上で必要となるのが、新たなスキルや知識を身に付けることだ。
勤め先で研修制度があり、新たなスキルや知識を身に付けられる機会が設けられているケースもあるが、それでは社内のほかのライバルには勝てない。社外で積極的にセミナーなどに参加するなどし、同僚などに差をつけたい。
ピンチのときに相談できる人脈を築く
人生何が起こるか分からない。50代になって勤め先が倒産することもある。そんなとき、若い頃に築いた人脈が生き、再就職先がすんなり見つかることもある。
また人脈は仕事だけで生きるものではない。自分が私生活で悩みを抱えたとき、人脈が広ければ相談相手となってくれる人に恵まれるかもしれない。
老後のためのマネープランを考える
「人生100年時代」がいずれ到来すると言われている。つまり、いっそう長くなる老後の生活のために資産形成の重要度はどんどん増していく。
そのため、30代のうちに老後に必要な資金を計算し、そこから逆算して貯蓄や資産運用の計画を立て、それを実行すべきだ。資産運用の方法としては、株式投資や不動産投資などがある。
健康寿命が長くなるよう努める
30代における食生活の乱れや運動不足、睡眠不足などは、将来の自分の健康に大きな悪影響を及ぼす。そのため30代のうちに生活習慣などを改善しておき、なるべく「健康寿命」が長くなるように努めたい。人間ドックも定期的に受けよう。
ちなみに健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」であり、「平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間」のことを指す。たとえ長生きできても、健康でなければ豊かな老後は送れないかもしれない。
結婚のタイミングを視野に入れておく
日本では男女ともに結婚する平均年齢が上がり、30代になって結婚する人も増えてきた。そのため、自分が未婚のまま30代になったとしても焦り過ぎる必要はないが、将来的に結婚を視野に入れるかどうかだけはしっかりと考えておきたい。
結婚を視野に入れるのであれば、30代の過ごし方は大きく変わる。婚活イベントに参加したり、婚活アプリを積極的に利用したり、といった具合だ。
夢中になれる趣味を見つけておく
仕事以外に夢中になれることを見つけておくことも重要だ。勤め先を退職したあと「仕事ロス」に襲われ、決して楽しいとは言えない日々を過ごす人が少なくないからだ。仕事以外に夢中になれることがあれば、仕事を辞めたあとも充実した日々を過ごしやすい。
旅行、ボランティア、釣り、DIY、スポーツ……夢中になれるものであれば何でもよい。もしある程度お金がかかるものなら、それこそ不動産投資などを30代のうちから始め、しっかり資産を膨らませておきたい。
時間は決して巻き戻らない
時間は決して巻き戻せない。50代になってから「30代に戻ってやり直したい!」と思っても遅い。もしこの記事を読んでいるあなたが30代であれば、50代になって後悔しないために、この記事で紹介した8つのことをいますぐ実践してほしい。
(提供:manabu不動産投資 )
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