音声SNSが話題だ。招待制のスマホ向けアプリ「Clubhouse」でブームに火がつき、Twitterも音声チャットルーム「Spaces」の機能を実装するなど、多くの人に身近なものとなってきた。実はこの音声SNS、スキマ時間を使って「ノウハウ貯金」をするのにぴったりだ。
音声SNSが話題、どんな仕組み?
まず音声SNSの仕組みを、Clubhouseを例に紹介していこう。
Clubhouseは米アルファ・エクスプロレーションが開発している音声SNSアプリで、2020年4月にサービスがローンチされた。最初はそこまで話題にならなかったが、新型コロナウイルスの感染拡大で人々が対面で交流しづらくなったこともあり、一気にブームとなった。
Clubhouseを利用するためには、Clubhouseの既存の会員から「招待」を受けなければならない。これからClubhouseを始めるのであれば、すでにアカウントを持っている友人や知人から招待してもらえばいい。
Clubhouseの会員になると、ほかの会員が開いているさまざまな「ルーム」に入り、そのルームのメンバーが話している内容を聞いたり、会話に参加したりすることができる。会話を聞くだけの「聞き専」でも特に批判されることはないので、ラジオ感覚で利用できる。
ちなみにClubhouseの利用には今のところお金がかからない。アプリもiPhone用とAndroid用に両方用意されており、スマートフォンさえあればすぐに始めることが可能だ。
音声SNSの3つのメリットとは?
Clubhouseの仕組みを理解したところで、冒頭で触れた通り、音声SNSが空き時間の「ノウハウ貯金」にぴったりな理由を紹介していこう。
プロや専門家に直接質問することもできる
Clubhouseでは、企業の経営者やビジネスの専門家などがルームを開いているケースもある。そうした場合、「起業の方法」「ビジネスの手法」「成功するためのマインドセット」などがテーマとなっていることが多く、聞くだけでさまざまなビジネスのノウハウを得られる。
さらに良い点は、「手」のマークをタップして手を挙げ、あなたがルームにおける「スピーカー(話し手)」として承認されれば、こうした企業の経営者や専門家に気軽に質問をすることができるということだ。
まだ音声SNSはブームになり始めたばかりということもあり、手を挙げればかなり高い確率で質問をさせてもらえる。ちなみに「◯秒でプレゼンに挑戦」といったルームもあり、そこでプレゼンをするとプレゼンの専門家などからフィードバックや助言がもらえる。
生活で活かせる身近なノウハウを得ることができる
Clubhouseのルームでは、企業の経営者やビジネスの専門家などではない、普通の一般の人が話をしているケースの方が多い。こうしたケースでも、さまざまなノウハウを共有することを目的としたルームの場合、普段の生活ですぐ役立つ知識を得られることがある。
例えば「家族との時間をどのように作っている?」といったルームであれば、そのルームの参加者がそれぞれ実践している方法を語り合っている、といった具合だ。「すぐできる節税の方法」「コロナ禍のストレス解消方法」などがテーマになっているルームも多い。
ラジオのチャンネル数よりルーム数の方が圧倒的に多い
Clubhouseでは実にさまざまなルームが立ち上げられており、ラジオのチャンネル数よりもClubhouseのルーム数の方が圧倒的に多い。そのため、多くのユーザーが寝ている真夜中から早朝にかけての時間帯を除けば、高い確率で興味があるルームが見つけやすい。
こうした理由から、通勤時間中や休憩中、帰宅途中などの空き時間でも、何らかのルームに参加することは可能となっている。冒頭、「空き時間を活かせる」と書いたのは、こうした理由からだ。
ちなみにClubhouseは原則としてライブとなっており、過去に開かれていたルームの会話をあとから聞くことはできない。
Clubhouseのコツや注意点を知りつつ、有効に活用しよう
Clubhouseではルームをワード検索などで探せず、関心があるキーワードや別なユーザーのフォロー状況から、自動的にルームがレコメンドされる仕組みとなっている。そのため、自分と興味の方向性が異なる人をあまり多くフォローしないようにしたい。
また、勧誘目的や宣伝のためにClubhouseのルームを開いているユーザーも中にはいる。こうした行為はClubhouseに限ったわけではなく、一概にこうした行為を悪いとは言い切れないが、トラブルに巻き込まれないような心構えも重要となってくる。
こうしたコツや注意点を知れば、Clubhouseを有効活用して、空き時間にうまくノウハウ貯金をしていけるはずだ。まだブームになり始めたばかりの音声SNSだが、ぜひ一度挑戦してみてはいかがだろうか。
(提供:manabu不動産投資 )
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