マセラティが日本における2022年モデルのラインアップと車両価格を発表。レヴァンテのハイブリッドモデルを新設定したほか、GT/モデナ/トロフェオのトリムを用意

マセラティ ジャパンは2021年11月2日、日本における2022年モデルのラインアップと車両価格を発表し、同日より発売した。

マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲2022年モデルのマセラティ車はボンネットフードのロゴを白とマセラティブルーの2色タイプに変更する

車種展開は以下の通り。

■レヴァンテ
GT:1134万円(AWD)
モデナ:1314万円(AWD)
モデナS:1558万円(AWD)
トロフェオ:2128万円(AWD)

■ギブリ
GT:1021万円(RWD)
モデナ:1192万円(RWD)
モデナS:1399万円(RWD)/1479万円(AWD)
トロフェオ:1840万円(RWD)

■クアトロポルテ
GT:1357万円(RWD)
モデナ:1712万円(RWD)/1812万円(AWD)
トロフェオ:2350万円(RWD)

マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲Cピラーのトライデントロゴも新しいタイプへと刷新

2022年モデルの特徴を解説していこう。

まず、全モデルで装着エンブレムのロゴを刷新。従来はボンネットフードのロゴを赤青緑白の4色を使ったタイプとしていたが、新たに白とマセラティブルーの2色へと切り替える。また、Cピラーのトライデントロゴも新しいタイプへと変更。さらに、リアのレタリングも刷新した。

マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲2022年モデルではギブリに続くブランド第2弾のハイブリッドモデル、レヴァンテ・ハイブリッドを新設定。導入開始は本年12月を予定
マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲パワートレインには2リットル直列4気筒OHCマルチエアガソリンターボエンジン、BSG(ベルトスタータージェネレーター)/駆動用バッテリー/eブースター(電動コンプレッサー)で構成した48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する

レヴァンテ、ギブリ、クアロトポルテの各モデルに3種類の新たなトリムライン、GT/モデナ/トロフェオを設定したことも訴求点だ。ユーザーの多様化する要望と期待に応えるとともに、マセラティの革新性、性能、デザインを美しく表現するのが設定の狙いである。各トリムの概要は以下の通りだ。

マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲マセラティ・ギブリGT(RWD) 価格:1021万円
マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲マセラティ・ギブリ・トロフェオ(RWD) 価格:1840万円

「モデナ」

モデナは生まれもったエレガンスとダイナミズム、そして運転する楽しさ、これらのバランスを求めるユーザーに向けて設定。ギブリとレヴァンテには350psのV6エンジンを搭載したモデナと、430psのV6エンジンを搭載したモデナSを、クアトロポルテには430psのV6エンジンを搭載したモデナを用意する。モデナSは、ブラックピアノのインサートを施したスポーツバンパーや20インチのアルミホイールリムを採用。インテリアには、レヴァンテとクアトロポルテにブラックピアノトリム、ギブリにダークミラートリムを採用し、スポーティなラップアラウンドレザーシートも装備する。モデナSには、ネリッシモ・パックとレッドブレーキキャリパーを配備した。

マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲マセラティ・レヴァンテ・モデナS(AWD) 価格:1558万円
マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲マセラティ・レヴァンテ・トロフェオ(AWD) 価格:2128万円

「トロフェオ」

 トロフェオはマセラティの個性である最大限のパフォーマンスを表現する。パワーユニットには580psのV8ツインターボエンジンを搭載。外装にはカーボンファイバー製のトリムや21インチのアルミホイールリム、レッドのブレーキキャリパーなどを装備し、一方で内装にはフルグレインの“Pieno Fiore”天然皮革を張るスポーツシートとヘッドレストへの新Trofeoロゴを配した。

マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲マセラティ・クアトロポルテGT(RWD) 価格:1357万円
マセラティの2022年モデル。レヴァンテにハイブリッドモデルを新設定
▲マセラティ・クアトロポルテ・トロフェオ(RWD) 価格:2350万円

なお、GT/モデナ/トロフェオはそれぞれの名称のモデルバッジをサイドエアダクトの上に配備。また、センタースクリーンに新しい“Maserati”のレタリングを採用している。

Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER