この記事は2022年2月14日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


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(画像=PIXTA)

2022年2月14日(月)の午前10時時点にウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

齊藤トモラニ
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

現在の為替相場の傾向や相場観

2月11日(金)はロシアによるウクライナへの侵攻が間近に迫っているという緊迫感で市場は一気にリスクオフとなった。株価急落、長期金利は債券買いで急落、米ドル/円は暴落となった。市場は安全への投資でゴールドが一瞬吹き上がり、原油価格も直近の高値を更新している。

11日(金)のドルはニューヨーク午前までは弱含みだったが、以降、リスクオフで強く引けている。ドルインデックスは前日の95.793から96.064へと急反発。依然として100日の移動平均でサポートされた形だ。

タイムサイクル的には、2月14日~同月18日の天井圏に向かって上昇しているところ。エリオット波動的には2回目の下降b波にいると思われる。直近の上昇はその調整的な値動きだ。

一方、ユーロ/米ドルは急落。7日~16日の天井圏が終了。100日の移動平均を下回ってはいないが、14日~24日の底値圏に向かった値動きのようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

60分足をみると米ドル/円は先週11日(金)の午前9時の足で116.17円付近の高値をつけ、12日(土)午前4時の足で115.01円付近の安値を付けている。米ドル/円の一日の値幅は116pipsと極めて大きな値動きだった。タイムサイクル的には8日~16日の天井圏が終了して、次の16日~23日の底値圏に向かった値動きのようだ。

エリオット波動的には1月4日から続いていた下降a波が同月24日に終了して、調整の上昇b波が進行していたが、2月11日(金)から下降c波に入ったかもしれない。

米ドル/円は4時間足チャートを見るとトレンドラインにてサポートされているので、115.7円付近のレジスタンスでは売り、サポートラインでは買いと売り方向は短期勝負になるかと思っている。

▽米ドル/円の4時間足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。