この記事は2022年2月8日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2022年2月8日(火)の午前11時すぎに現役トレーダーの小林芳彦さんに聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦 1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
2月4日(金)に発表された米雇用統計は、かなり強い結果だった。日米の金利差は拡大しており、米長期金利の急上昇をみても、米ドル/円が大きく下がる流れではないだろう。
米10年債利回りは1.94%付近まで上昇。久々の高水準で、日本の機関投資家からすると魅力的だ。当然、外債投資用の新規ドル買いがでてくるだろうし、90ドル台に乗せた原油も買いの要因に。ドルが下がる要素は今のところ見当たらない。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は米ドル/円の上値を追うことになりそうだ。予想レンジは114.2~116.8円。意識されるポイントは116.35円付近で、これを超えれば116円台後半まで行く可能性も。
レベル感でショートを振りたくなるかもしれないが、押し目買いから入りたい。本来は114円台で買いたかったが、もう買えそうにない。115.1~115.2円などで押し目買いから入ろう。
115.75~115.85円付近は上昇の勢いが止まるゾーンだと思うが、116円台を待って利食いをするような買い回転で臨みたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。