この記事は2022年4月12日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年4月12日(火)の午前11時すぎに現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は、流れ的に米長期金利の利回り上昇もあり、日米金利差の拡大も止まらない状況でやはりドルが強い。

日銀や財務省サイドから「円安のピッチが速い」といった発言はあるものの、だからといって介入があるかと言えば、結局はないと思っている。よって要人発言などで落ちたところは買われるという流れを繰り返しながら上がっていくのではないだろうか。

昔、介入をほのめかしつつ結局はしないことを「オオカミ少年」といったが、ここ最近も「オオカミ少年」ならぬ「オオカミ老人」の発言をどこまでマーケットが信用して反応するかだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一昨日(2022年4月10日)時点で考えた米ドル/円の今週予想レンジは、123.2~125.85円だった。これでもブル目に作ったつもりだったが、すでに昨日4月11日(月)、125.77円付近の高値を付けており、抜けそうな感じだ。

レベル的に126円台はこれといったレジスタンスもないため、特に根拠のないレベルになるが、予想上値を127円に変更したい。

戦略的には怖いけど押し目買い、これしかないだろう。また買いっぱなしはリスキーなので、ダメなら切って、また落ちたところで慎重に買いなおし、という作業を繰り返すのがよさそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。