この記事は2022年4月26日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=carloscastilla/stock.adobe.com)

2022年4月26日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

中国のロックダウンの影響がマーケットにも及び始めている。最終的にどの程度のインパクトがあるかわからないが、米国債や米国株の動きをみると、かなりの過剰反応をしているようにも見える。

現在、豪ドル/円を中心にリスクオフ的な動きとなっているが、中国のロックダウンの深さ次第では、さらなるリスクオフ展開もあるかと思う。これが新しいファクターになってきた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は基本的に押し目買いだろう。中国のロックダウンで少し円買いが進めば、また125円台といった良いレベルでロングできる可能性がありそうだ。

また今週、2022年4月28日(木)の日銀金融政策決定会合は政策変更なしと見ている。YCC(イールドカーブコントロール)の修正がある、という観測は強いが、それはそれで政治的にも大きな決断となるため、まだ時間が掛かると思っている。

125円~126円台で米ドル/円を買うチャンスを待ちたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。