この記事は2022年5月31日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年5月31日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円の調整が続くと考えていたが、先週あたりから126円台の値動きが渋く、底入れしそうになっていた。125円台後半は2015年の高値なので当然強いサポートとなりうる。

また、米経済指標が悪化し、米国株が軟化していたこともあり、市場には米ドル/円がいったん下落するという見方が増えていた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在、市場が米ドル/円に対し弱気に傾き過ぎていると感じる。円が売られた背景をもっと考えてもらいたい。欧州の金融政策は転換しつつあり、米国も基本的に引き締め局面が続くが、日本の金融政策は変わらない。

先週は、135~136円辺りでユーロ/円を買いたいと言ったが、そのような動きになっており、140円を目指すだろう。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。