この記事は2022年6月22日に「月刊暗号資産」で公開された「HashPalette、Huobi JapanにてゲームトークンのIEO実施を検討」を一部編集し、転載したものです。
ブロックチェーンゲーム開発などを行う株式会社HashPalette(ハッシュパレット)が22日、株式会社enishが開発を行うPlay to Earn (P2E) 型ブロックチェーンゲーム「De:Lithe Φ(ディライズ ファイ)」のゲームトークンについて、暗号資産(仮想通貨)取引所Huobi Japan(フォビジャパン)でのIEO(Initial Exchange Offering)の実施検討について合意したと発表した。
HashPaletteによると、ゲームトークンのIEOは国内初の試みとなるという。
IEOは暗号資産取引所が中心となりプロジェクトの審査やトークン販売を行う資金調達方法。ICO(Initial Coin Offering)と比べ、プロジェクトの信用度が高い。
HashPaletteはIEOの概要と狙いについて、enish社が開発する「De:Lithe Φ」のゲームリリースを2023年上旬に予定していることを受け、ゲームエコシステムにおける独自トークンの流通を目的に、ゲームトークンとしては国内初となるIEOの実施を目指すという。IEOをHuobi Japanで実施後、世界170ヵ国にサービスを展開するHuobi Groupと共に世界展開を行っていくと説明した。
「De:Lithe Φ」の開発を行うenish社は、モバイルゲームの開発・運営を行う東京証券取引所・スタンダード市場に上場する企業だ。「De:Lithe Φ」は累計77万ダウンロードを誇るモバイルRPG「De:Lithe(ディライズ)」をベースに、NFTに特化したブロックチェーン「Palette (パレット)」を活用して開発される。
ゲームではダンジョンやオンラインバトルを通じて、NFT化された武器などのアイテムを獲得することができる。NFTは他プレイヤーへ貸し出すことや、NFTマーケットプレイスにおいて販売することなどができるようになるという。
HashPaletteの代表取締役CEO である吉田世博氏は、「今回の座組みにおいて、弊社HashPaletteはゲームの配信とトークンの設計・IEOの発行体を、enish様が受託開発を、フォビジャパン様がIEOの引き受けをそれぞれ担う形で共同で推進して参ります」と述べた上で、「フォビジャパンは、170ヶ国でサービス展開する世界で五指に入る暗号資産取引所グループであるHuobi Groupの日本法人であり、日本国内のみならずグローバルへの展開を強力に後押ししてくれるパートナーです」と語った。(提供:月刊暗号資産)