この記事は2022年10月3日に「月刊暗号資産」で公開された「デジタル通貨フォーラム、ソフトバンクや東京都などが新たに参加」を一部編集し、転載したものです。


NFT
(画像=Sashkin/stock.adobe.com)

暗号資産(仮想通貨)ウォレット事業等を手がけるGincoは先月30日、ミクシィが提供しているKARASTA、エンターテインメント・スタートアップ・スタジオStudio ENTREと協業し、音楽ライブ動画NFT(非代替性トークン)トレーディングカードサービス「muvica」をローンチしたことを発表した。

多数のアーティストによる音楽ライブ動画のNFTトレーディングカードを今月から順次販売するという。

muvicaは、アーティストのライブを撮影した動画を1枚20秒程度のトレーディングカードとして販売。NFTトレーディングカードを保有しているユーザー間でカードの交換や、同じライブのトレーディングカードを保有するユーザー同志がコミュニケーションを行うことができるサービスだ。

Gincoらは、「音楽BD/DVD市場が縮小している中で、音楽ライブ動画の新たなマネタイズやプロモーションの方法として活用できる新しいサービス」であると説明する。未公開動画の展開はもちろん、Youtubeですでに公開している映像や音楽BD/DVDとして展開する動画の特定部分をデジタルデータとして所有することができる。

ミクシィの展開するKARASTAは、スマートフォンを通じて簡単にカラオケを楽しめ、そのパフォーマンスを録画・投稿できるカラオケ動画・ライブ配信コミュニティアプリだ。

来月12日には一発撮りのライブMV公開収録イベント「KARASTA SIW LIVE」を開催し、イベントのパフォーマンスはライブ配信を行うとともに、ライブMVとして収録する。

発表によると、オリジナル楽曲でのパフォーマンスの場合かつ希望者は、NFT作品としてmuvicaでNFTトレカとして販売することもできるという。動画は数十秒の短尺動画の3枚パックでトレーディングカード形式に変換されるようだ。

Gincoはミクシィのスポーツ特化型NFTマーケットプレイス「DAZN MOMENTS」の基盤となっているNFT BASEの開発と運営を行っている。また、昨年10月には今回協業するStudio ENTREと楽曲NFT販売サービス「.mura(ドットミューラ)」を共同でリリースした。(提供:月刊暗号資産