本記事は、野沢琢磨氏の著書『年商3億円稼ぐ高校中退社長の 事業計画書のいらない起業法』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています

成功するために重要なのは、とにかく行動すること

行動
(画像=Marco2811/stock.adobe.com)

「お金を稼ぎたい!」「成功したい!!」と思ったとき、一番重要なことは何だと思いますか?

よく返ってくる答えとしては「人脈」や「起業するための資金」、「儲かるビジネスプラン」などが多いです。

私も20代の頃はそう思っていました。

しかし、世の中の底辺を生きていた自分が起業し、会社の年商が3億円を超えるようになったのは、ある日突然、「人脈」や「お金」ができたからではありません。

もちろん、起業段階での人脈やお金は、ないよりはあった方がいいというのは間違いありません。しかし、絶対に必要なものではないのです。

では、お金を稼いで成功するために、最も重要なものとはなんでしょう?

それは「お金を稼ぎ出すための行動」です。

具体例を挙げてみましょう。

今はサラリーマンですが、将来起業したいと考えている人がいるとします。その人が異業種交流会やセミナーなどに参加し、知り合った人と食事に行ったりして人脈を作っている、という場合。

これはお金を稼ぎ出すための行動だと思いますか?

答えはNOです。

もちろん、人に会ったり本を読んだりして情報収集をすることは、とても大切なことですし、私もやります。ですが、ここでのお金を稼ぎ出すための行動という観点では、間違いです。

では、こちらはどうでしょうか。

普段は会社員として働いていますが、会社のお給料では満足できず、副業をしている人がいるとします。副業と言っても、アルバイトなどではなく、自分で物を仕入れて販売をしている、という場合。

これは間違いなく、お金を稼ぎ出すための行動ですね。

実はこれは、私の知り合いの女性の実話です。

その、自分で物を仕入れて販売する方法というのが、なんと全国チェーンの衣料品販売店「ファッションセンターしまむら」で商品を買い、「ヤフオク!」で売るという方法でした。

もう15年くらい前の話ですが、その当時の私は、「お店で買ってきた物を売って儲かるの?」と思いました。ところが、実際に利益が出る物も多く、月に5〜10万円くらい稼いでいると自慢げに語っていました。

お店で買ってきた物をネット上で売るってどうなの? と思う方もいるとは思います。しかし、ここでの本題である「お金を稼ぎ出す行動」で考えたときには、これは売上と利益を生み出す行動であることには間違いありません。

お金を稼いで成功するということは、売上を上げて、利益を出すということです。

しかし、この本来の目的を忘れ、情報収集をすることや、ビジネスプランを考えることにばかり時間をかけていませんか?

それでは、何も稼ぎ出せないまま時間だけが過ぎていってしまいます。

これから起業したり、今よりももっと売上を伸ばしたりするために一番考えなければならないことは、「何を売ったら今よりも売上を上げられるか?」です。

これが大前提にないと成功はしません。

とはいえ、儲かるものはそんなに簡単には見つからないと思うかもしれません。

でも、最初から大きく儲けようとしなくていいのです。

まずは1円でもいいので、利益が出る方法を考える、それができたら次は10円、100円と考えていく中で、利益を生み出すことを考える習慣をつけていくことが大切です。

年商3億円稼ぐ高校中退社長の 事業計画書のいらない起業法
野沢琢磨(のざわ・たくま)
NOZAWAグループホールディングス株式会社代表取締役。シリアルアントレプレナー(連続起業家)。1979年生。新潟県柏崎市出身。高校中退後、さまざまなアルバイトを経験。21歳で年収1,000万円を達成するも、若さゆえの失敗が重なり、1,000万円もの借金を抱えることになる。25歳頃から少しずつ始めていた株、投資信託や先物取引などの投資がある程度成功を収め、資産が1,000万円ほどになったが、その一方で、FX系投資ファンドにて500万円以上の損失も経験。27歳で海外移住サポートの仕事につく。32歳で会社を退職し独立。その後、中国上海での飲食事業などを皮切りに自分自身のビジネスを開始。思いついたら次々に事業を立ち上げる、いわゆる“シリアルアントレプレナー(連続起業家)”としての才能に目覚め快進撃が始まる。起業から3年の現在、年商3億円を超え、3社の会社の代表を務め、従業員数は40名以上。手がけている事業は、飲食店、小売業、ネットビジネスコンサルティング業、障害者福祉事業、商品開発企画製造業等。複数の事業を立ち上げグループ企業運営を行っている。最近は自社ビルも購入。

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