本記事は、野沢琢磨氏の著書『年商3億円稼ぐ高校中退社長の 事業計画書のいらない起業法』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています

融資のお金を使ってはいけない分野トップ3とは

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(画像=yumeyume/stock.adobe.com)

さて、融資で借りたお金の使い道ですが、基本的には直接的に利益を産むことに使いましょう。

直接的に利益を産む使い方とは、例えば商品の仕入れなどです。ただ仕入れといっても、いろいろな種類に分かれます。

例えば、1つ目は「今現在も販売していて売れており、在庫を増やせば売上が上がることがわかる商品」、2つ目は「現在、取り扱いはしていないが、売れる可能性が高いことがわかっている商品」、3つ目は「売れるかはやってみないとわからないが、上手くいったらボロ儲けできる商品」です。

3つの商品のうち、借りたお金を積極的に使っても良いのは、1つ目の「今現在も販売していて売れており、在庫を増やせば売上が上がることがわかる商品」です。

そして使ってはいけないのは、3つ目の「売れるかはやってみないとわからないが、上手くいったらボロ儲けできる商品」です。

同じ商品の仕入れでも、この2つは性質が全く異なります。

大原則として、金融機関から借りているお金は、いずれ返済しないといけないお金です。

ですので、そのお金がなくなってしまうことは、絶対に避けなければいけません。

「売れるかはやってみないとわからないが、上手くいったらボロ儲けできる商品」を仕入れて、もし売れなかったときはどうなりますか?

売れ残った商品は不良在庫となり、現金化することは難しいでしょう。

そうすると、銀行の返済ができないという事態になります。

そうなってしまっては、せっかく信用をつけて金融機関から借入をした意味が全くなくなってしまいます。

逆に「今現在も販売していて売れており、在庫を増やせば売上が上がることがわかる商品」は、資金が多ければ仕入れを増やして、売上や利益を増やせる訳ですから、銀行からの借入を返済しても利益が残る訳です。

金融機関から借りたお金の使い方として適切なのは「今の資金では足りないが、資金が多くなれば利益を産める使い方」です。

ここまでにお話しした私自身のお金の使い方は、全てその考え方に基づいています。その逆に、絶対にやってはいけない、お金を産まない、希望的観測でのお金の使い方の実例をご紹介します。

まず1つ目は人件費です。

前提として、人件費に充てるために借入をしなければいけないというのは、その人材や雇用している人数が会社の身の丈に合っていないということです。

人を増やせば売上が上がって利益を出せるという考え方も間違ってはいないのですが、それはあくまでも希望的観測です。もし売上が上がらなかったときには返済ができず、最悪の場合は給料が払えないなどということにもなりかねません。

したがって、人を増やして売上を上げたいのであれば、人を増やせるだけの利益を出してからにしましょう。

2つ目はホームページ制作です。

ここでいうホームページとは、売上に繋がらないホームページのことです。

もし、Webマーケティングなどを活用して、最終的にホームページで集客して売上を上げるスタイルを確立しているのであれば、借りたお金でホームページを作るのも良いのでしょう。

しかし、会社を作ったら信用のためにまずはホームページを作る、といった安易な考え方のホームページは、直接的にお金を産まないのでNGです。

起業して最初から豪華なホームページを持っていらっしゃる方もよく見かけます。もちろん、資金が潤沢にあって作るのなら良いのですが、資金が乏しいのならば、ホームページはなくてもビジネスはできます。

私は、会社を作ってから2年くらいはホームページを作っていませんでした。なので、求人を出したとき、面接に来た人に「会社のホームページはないのですか?」と聞かれたこともありました。

ホームページを作りたいのならば、これも稼いだお金で利益が出てから作るか、作る用途で申請できる補助金などもあるので、そういうものを活用しましょう。

3つ目は広告宣伝費です。

一番良くないのは、テレビCMや新聞広告などです。

テレビCMや新聞広告などは、それを見た人が自分から問い合わせをしたり、購入をしたり、何かしらの行動をしないと売上に繋がりません。広告を出した側からお客様にアプローチすることはできず、相手次第となってしまいます。

相手次第の所にお金をかけるくらいなら、自分でコントロールできる所にお金をかけて、売上を上げましょう。

他にも例を挙げたらキリがないのですが、売上に繋がる可能性はあるけれども、それが希望的観測で確実性に乏しいものであれば、借りたお金を使うのはダメということです。回収できずに返済ができなくなる可能性があります。

そういうお金の使い方は、利益が出て儲かったお金でやるのが良いでしょう。

大前提として借りたお金は返さなければいけないので、利益に繋がる可能性が高い所に使って、確実に投資回収することを心がけてください。

お金を産む資産を持つというのも良いでしょう。

私がやっている不動産もそうです。それ以外だと、例えば、土地を買って太陽光発電パネルを置き、そこで発電された電力を電力会社に売る売電事業。これも、何もしなくてもお金を産むということでは、資産になるかと思います。

借りたお金でお金を産むものを買っていって、そこで出た利益で返済をしていけば、返済が終わるまでは利益が少ないかもしれませんが、返済が終わった後は全て利益となる訳です。

年商3億円稼ぐ高校中退社長の 事業計画書のいらない起業法
野沢琢磨(のざわ・たくま)
NOZAWAグループホールディングス株式会社代表取締役。シリアルアントレプレナー(連続起業家)。1979年生。新潟県柏崎市出身。高校中退後、さまざまなアルバイトを経験。21歳で年収1,000万円を達成するも、若さゆえの失敗が重なり、1,000万円もの借金を抱えることになる。25歳頃から少しずつ始めていた株、投資信託や先物取引などの投資がある程度成功を収め、資産が1,000万円ほどになったが、その一方で、FX系投資ファンドにて500万円以上の損失も経験。27歳で海外移住サポートの仕事につく。32歳で会社を退職し独立。その後、中国上海での飲食事業などを皮切りに自分自身のビジネスを開始。思いついたら次々に事業を立ち上げる、いわゆる“シリアルアントレプレナー(連続起業家)”としての才能に目覚め快進撃が始まる。起業から3年の現在、年商3億円を超え、3社の会社の代表を務め、従業員数は40名以上。手がけている事業は、飲食店、小売業、ネットビジネスコンサルティング業、障害者福祉事業、商品開発企画製造業等。複数の事業を立ち上げグループ企業運営を行っている。最近は自社ビルも購入。

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