本記事は、石川和男氏の著書『僕たちに残されている時間は「朝」しかない。』(総合法令出版)の中から一部を抜粋・編集しています

「朝」という名のゴールデンタイム

朝時間
(画像=Brian Jackson/stock.adobe.com)

消去法によって偶然発見した時間帯ですが、実際に税理士になるための勉強時間にすると、勉強をするうえで、「朝の時間」が実に快適だということがわかったのです。

なにしろ、朝の時間は自分が寝坊しない限り、100%自分の時間として確保できます。誰にも邪魔されずに勉強していると、時を支配している王様になったような気にもなります。

ビジネスパーソンが定時後に「夜の時間」を確保しようと思っても、残業や飲み会の誘い、お客様の接待などが入り、計画通りに時間を使うことができません。予定通りに夜の時間が空いたとしても、仕事で疲れていて集中力が続かない日もあるでしょう。

「仕方ない、休日にまとめてやろう!」と気合を入れても、家族サービスをしなければならなかったり、冠婚葬祭、子どもの行事、町内の清掃などがあったりと、休日でさえも、予定通りに時間を確保することは難しいのです。

何度でも言います。そして、断言します。

忙しいビジネスパーソンにとって、「自由になる残された時間」は、もう「朝の時間」しかないのです。

私が会社に勤めながら、「税理士試験に合格」できたのも、「日商簿記3級・2級、宅建に独学で合格」できたのも、「ビジネス記事の執筆」ができるのも……(以下省略)、すべて、この「朝」という名のゴールデンタイムを活用した(している)おかげなのです。

思えば、成功をつかんだ歴史上の人物や経営者には、この「朝の時間」を有効に使っていた人物がたくさんいます。