この記事は2022年12月20日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2022年12月20日(火)の午前11時すぎに現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

クリスマスが近づき、マーケットが薄くなっている。昨日19日(月)のオープンは下に窓をあけて135.68円付近まで下落したが、本日20日(火)は137円半ば付近の高値を付けており、2円近く動いたことになる。

こうした流動性低下のマーケットではどうしても振幅が大きくなりやすく、どちらにポジションを取ってもオーダーがついてしまうような相場になりやすい。

そのため金額を小さくしてストップを非常に深く入れるか、初めから指値などは入れずに、リアルタイムトレードのみにしたほうが望ましいだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは134.50~138.50円。基本的な戦略としては、押し目ができたら買いたいと考えている。133円台はなさそうだが、もし先に134.50~135.00円レンジまで下がるようであれば買いたい。

逆にもし先に跳ねるようであれば、138円近辺から上は売りでよさそうなので138円を上回ったら売りで入り、下がってきたらロングにひっくり返すようなトレードはありだろう。ただし基本は下を買いたいと考えている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。