この記事は2023年1月5日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Maximusdn/stock.adobe.com)

2023年1月5日(木)の午前11時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日4日(水)の米ドル/円は、これといった決め手がない中で前日比+1.3%の大幅高となった。欧州市場で130円台を割り込む場面もあったが、NY市場では132.72円前後まで反発した。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁とFOMC議事録を受けてFRBによる早期利下げ転換の思惑が後退したとの見方もあるが、米長期金利は低下が続いており、後講釈の印象は否めない。

130円割れ(この日の安値は129.92円前後)の底堅さを確認したことで、短期筋のショートカバーが強まったと見るのが自然だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は本日5日(木)の東京市場で再び131円台後半に押し戻されるなど上値が重い展開。

12月30日高値の133.10円前後を上抜ければ、20日移動平均線が通る133.80円台への上伸もあり得ると見ていたが、ショートカバー主導の動きではそこまでの力はないようだ。

しばらくの間、130~133円のレンジでもみ合う可能性が高いと見ている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。