オルタナティブ投資と呼ばれるものの1つに、非上場株投資がある。上場企業への投資では得られない高いリターンを得られる可能性があるため、資産分散の1つとして選ぶ投資家も増えている。非上場株に投資するためのサービスとしては、ユニコーン企業をはじめとした非上場のスタートアップ企業にファンドを通じて100万円から投資できる投資プラットフォーム「HiJoJo.com」がある。利用にあたっては、まず「HiJoJo.com」を通じたファンドの投資対象となる非上場株投資のメリットとデメリットを十分に確認しよう。
目次
非上場株(未上場株・非公開株)投資とは?
非上場株投資とは、証券取引所に上場していない株式に投資することだ。ご存知のとおり、一般的な株式投資で取引されるのは、ニューヨーク証券取引所、東京証券取引所などの取引所に上場している上場株式に限られる。
証券取引所に上場するには、取引所が定める基準をクリアしなければならない。そのためには、一定の流通株式時価総額や株主数、複数年に渡る事業活動などの実績等が必要になる。よって、中小企業やベンチャー企業は、その多くが非上場企業だ。
非上場のベンチャー企業の中には、業績に大きな伸びしろが期待でき、投資先として魅力的な企業もある。しかし非上場株は市場に流通していないため、個人投資家が上場株と同じように投資をすることは難しい。そこで、まずは非上場株投資の概要および取引方法、上場株投資との違いを確認しよう。
非上場株投資の狙いとリスク
非上場株の銘柄は、企業規模が小さい中小企業や、創業からの年数が短いベンチャー企業が多い。そのような企業の中にも、優れたビジネスモデルを持ち将来的に大きな成長が期待できる企業はある。そうした将来性のある非上場銘柄への投資でリターンを狙うのが非上場株投資の特徴だ。
非上場株は流動性が低く、プロでさえも得られる情報に限りがある。非上場株投資はハイリスク・ハイリターンな投資方法であることは知っておくべきだろう。
個人投資家でも非上場株に投資できるのか?
一般に、非上場株に個人投資家が投資できるチャンスは多くない。「上場間近」「高確率で価格が上昇する」などの不確実な情報をもとに投資を持ちかけられる場合もあるが、トラブルに発展する可能性があるため注意が必要である。
非上場株への投資にチャレンジするなら、一般的に適切とされる取引方法を知っておくことが重要だ。投資スタイルやリスク許容度、資金力などに合わせて、以下の3つのいずれかの方法を検討しよう。
▽非上場株を取引する3つの方法
・非上場株の発行会社から直接購入する
・登録を受けた証券会社(第一種金融商品取引業者の登録を有する発行者の依頼を受けた金融商品取引業者)から購入する(なお、証券会社においては、日本証券業協会の自主ルールにより未公開株の勧誘は原則として禁止されている)
・非上場企業を投資対象とするファンドに投資する
発行会社から直接非上場株を取得する方法は、理論上は売買価格や数量といった取引条件で合意さえすれば個人投資家でも可能だ。ただし、実際には関係者や親族間で取り引きされる場合がほとんどで、個人が企業から非上場株を取得するのは難しい。
登録を受けた証券会社経由で取得する方法もあるが、非上場株を取引できる証券会社が限られるうえ、常に取り扱いがあるわけではないため、やはり投資のチャンスは多くはなさそうだ。
非上場企業を投資対象としたファンドも非上場企業に投資する方法の1つだ。ファンドの投資先は非上場企業投資のプロが選定しており、最近では少額から投資できる個人投資家向けの非上場スタートアップ投資ファンドも登場していることから、比較的投資しやすい方法だといえる。非上場への投資を考えているなら、投資ファンドは有力な選択肢の1つとなるだろう。
一般的な非上場株投資に必要な金額
上場企業の場合、株式投資に必要な金額は各社で異なるが、数万円で買える銘柄もある。また発行企業によっては株式分割等によって少額で取引できるようにして株主の増加を図る場合もあるため、個人投資家でも手を出しやすい。対象的に非上場企業は、投資家から注目されている企業ほど資金調達先の投資家を選別するし、投資家数を増やすインセンティブもない。そのため、個人投資家が少額で非上場株を取得できる機会は極めて少ない。既存株主から株式を取得する場合も同様だ。
ただし、ファンドを通じて非上場企業に投資する場合は、ファンドが定める最低投資額から取引をスタートできる。投資資金が限られる人や少額から非上場株投資にチャレンジしたい人は、ファンド投資を検討してみよう。
上場株式と非上場株式、投資における違いは何か
ここまで解説してきたとおり、上場株投資と非上場株投資には以下の違いがある。
上場株投資と非上場株投資の違い |
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リスクの大きさ |
取引方法 |
売買価格の決定方法 |
非上場株は、上場株と比較してハイリスク・ハイリターンな投資方法である。非上場株での資産運用を成功させるには、メリットやデメリットおよび取引方法などをあらかじめしっかり確認してから投資をスタートすることが重要だ。
非上場株投資のメリット
非上場株には、上場株への投資とは異なるメリットおよびデメリットがある。投資を行うにはまず、それぞれの魅力と注意点を確認することが重要だろう。ここではまず、非上場株投資の3つのメリットを解説する。
非上場株投資のメリット1:上場株式以上のリターンが狙える
非上場株投資最大のメリットは、上場株式では狙えないような大きなリターンを得られる可能性がある点だ。もちろん上場株であっても、魅力的なビジネスモデルを有していれば株価の上昇による売却益を得るチャンスはある。しかし、投資期間や投資タイミングに拠るが一般的にそのリターンの大きさは非上場株にはなかなか及ばない。
非上場株で大きなリターンを得られる代表例は、株式公開(IPO)を行うことで多くの投資家の注目が集まり買い注文が殺到するからだ。そのため新規上場時の初値は、公募価格の数倍に跳ね上がることも少なくない。
実際に、2022年6月に株式公開を行った「株式会社M&A総合研究所」の初値は公募価格と比較しても約1.9倍、「ANYCOLOR株式会社」の初値は公募価格の約3.1倍に上昇した。IPOより前、より安価な段階で株式を購入していれば、理論上この数値を更に上回るリターンが得られたことになる。非上場株の場合、上場前からの株主は上場後しばらくの間株式を売却しないロックアップを求められる場合もあるが、継続的な成長に期待できる企業であれば大きな問題にはならないだろう。
一方、上場株では株価が倍以上になるケースは限られる。特にすでに安定的な事業を展開している企業は、株価が暴落する可能性は低いが数倍に膨れ上がることも考えにくく、非上場株のような大きなリターンを目指すのは難しい。
リスクを承知で一度に大きな利益の獲得を狙える投資をしたいなら、非上場株を選択肢の1つとして検討してみよう。
・ユニコーン企業に投資するファンドもある
非上場企業を投資対象とする投資ファンドの中には、個人投資家が100万円から投資できるユニコーン企業に投資するファンドもある。どの非上場企業に投資するべきか悩んでいるなら、ユニコーン企業に投資できるファンドもぜひ検討したい。
・ユニコーン企業とは?
ユニコーン企業とはベンチャー企業のうち、企業評価額が10億ドル以上(1ドル130円の時なら日本円で1,300億円)かつ設立から10年以内で非上場のものをいう。この条件を達成するのは簡単ではなく、当てはまる企業が少ないことから、伝説の生き物であるユニコーンになぞらえてユニコーン企業と呼ばれている。
一例を挙げると、現在アメリカの市場に上場しているFacebook(現Meta)やTwitter、Uber Technologiesも、上場前はユニコーン企業と呼ばれていた。
一方日本は、アメリカなどに比べてユニコーン企業が少ない。一例としては、スマートニュースや上場前のメルカリが挙げられる。
非上場株投資のメリット2:上場前から企業を応援できる
魅力的なビジネスモデルを有する企業を上場前から応援できるのも、非上場株投資のメリットだ。
市場で広く投資家から資金を集められる上場企業に対し、非上場企業は資金調達が難航する可能性もある。場合によっては、資金不足によりビジネスが頓挫する可能性もある。魅力ある企業の成長を資金面からサポートし応援していけるのが、非上場株投資の面白さだといえる。
非上場株投資のメリット3:上場株以外の資産に分散投資できる(オルタナティブ投資)
非上場株は、オルタナティブ投資としても有効だ。オルタナティブ投資とは、上場株式や債券といった伝統的な投資対象とは異なる資産に投資をすることである。非上場株式のほか、デリバティブやベンチャー・キャピタル、ヘッジファンド、商品ファンド、プライベートクレジット、不動産などが、代表的なオルタナティブ資産として挙げられる。
オルタナティブ投資が資産運用に効果的とされるのは、オルタナティブ投資の対象資産が伝統的な資産とは相関関係の低い、独自の値動きをすると考えられているからだ。投資資産の一部をオルタナティブ投資に回すことで、リスク分散効果に期待できる。
非上場株式のデメリット
ここからは、非上場株投資で気をつけるべき3つのデメリットを解説する。
非上場株投資のデメリット1:エグジットに成功できない可能性がある(IPO、M&A、事業売却など)
非上場株投資のデメリットの1つめは、エグジットに成功できない可能性があることだ。エグジットとは、保有する株式を売却し、投資資金の回収および利益の獲得を行うことをいう。非上場投資では、おもに以下の方法がエグジットとして挙げられる。
▽非上場株投資におけるおもなエグジット
・バイアウト:M&Aおよび事業売却
・株式公開:IPO
バイアウトは、他の事業会社や投資会社に事業および株式を売却することで利益を確定する方法だ。株式公開は証券取引所に株式を上場し、上場後の価格が上がった状態で株を売却することで、利益を確定する方法である。
非上場株投資では上記のいずれかで利益の獲得を目指すが、場合によっては清算などにより資金回収が不可能になるケースもある。非上場株に投資をするなら、使い道がなくリスクの取れる余裕資金を充てることが肝心だ。
非上場株投資のデメリット2:流動性・換金性が低い
先述のとおり取引方法が限られる非上場株式は、流動性および換金性が低い。そのため、現金が必要になったときにすぐに売却して現金化できない可能性が高い点は知っておくべきだ。非上場株に投資するなら、長期で運用が可能な資金を利用しよう。
非上場株投資のデメリット3:投資詐欺のリスクがある
非上場株投資をするなら、投資詐欺には十分に注意したい。金融庁や業界団体等が注意喚起しているが、非上場株式は取引市場以外で取り引きされ、大きなリターンが期待できて魅力が高いことから、売買を持ちかけて現金や非上場株式を奪い取る詐欺に悪用される場合がある。具体的には、購入代金を支払ったのに株式が手元に届かないケースなどだ。
非上場株投資は、取引内容が不透明になりやすい。非上場株投資を安全に行うには、金融商品取引業者や投資運用業などの金融ライセンスを保有した信頼できる相手と取引を行うことが何よりも重要だろう。
個人でユニコーン投資をするなら「HiJoJo.com」
非上場企業、特にユニコーン企業はスタートアップ企業ながら、一般的に事業基盤が安定し、かつ高い成長性も期待されるが、投資方法は限られている。個人投資家がユニコーン企業への投資を検討するなら、少額から投資できるユニコーン企業を投資対象としたファンドへの投資が有力な選択肢の1つとなるだろう。
そういったファンドに投資できるプラットフォームとして、「HiJoJo.com」が挙げられる。ここでは、HiJoJo.comの概要を確認しよう。
HiJoJo.comのサービス紹介
HiJoJo.comは、スタートアップ投資のプロが有望な非上場スタートアップ企業を選定・運用するファンドに投資できるプラットフォームだ。投資契約期間は原則として5年。数年以内でのIPOやM&Aを狙ってファンドの投資対象企業を選定している。
インターネット上で口座開設から取引まで完結できるため、誰でも利用しやすいサービスだといえるだろう。
HiJoJo.comで投資できるファンドは、いずれも国内外のユニコーン企業の中から1社を選定・投資するファンドだ。先述のとおり日本国内にはそもそもユニコーン企業が少ないため、2022年8月時点では海外の企業への投資がメインとなっている。
各ファンドが投資する予定の企業は、ファンド募集の時点であらかじめ投資家に告知され、契約期間中に投資先企業が変更されることもない。未公開株ファンドというと、組入銘柄の業種や未公開株の割合のみを限定し、運用期間中に組入銘柄の変更を制限しないものが一般的だが、そうしたファンドと比べると、HiJoJo.comで利用できるファンドは集めた資金の投資先を把握しやすく、より投資判断を行いやすいだろう。
HiJoJo.comで投資できる各ファンドは、ユニコーン企業に投資するための会社(合同会社)を設立し投資家の出資を募る「匿名組合契約」を採用している。匿名組合契約では、その名のとおり匿名での出資が可能である。また、手数料等は申込金額に含まれており、運用にはレバレッジはかからないので、損失が発生した場合でもファンドの投資家が申込金額以上の金銭的損失を被ることはない。
投資実績に「Epic Games」「SpaceX」など米国ユニコーン企業が続々
HiJoJo.comを運営するHiJoJo Partnersがこれまで販売したファンドが投資したユニコーン企業には、アメリカのゲーム開発・プラットフォーム企業であり、Fortnite等の代表作がある「Epic Games」や、アメリカの宇宙輸送・衛星インターネットサービス企業の「SpaceX」(いずれも対面販売ファンドの実績)のほか、世界初となる培養肉販売認可をシンガポールで得たことや代替卵の販売で知られる「Eat Just」、SNSのビッグデータをAI解析して事件や事故、リスク情報などをいち早く事業者向けに配信する「Dataminr」(いずれもインターネット販売ファンドの実績)などが挙げられる。いずれのファンドも2022年11月22日時点で運用継続中だ。
そのほか、2020年に上場を果たしたアメリカのフィンテック企業である「SoFi」や、同じく2020年に上場したアメリカのビックデータ解析企業である「Palantir」にも投資実績がある。いずれのファンドも上場によりエグジットを達成したため、当初の契約期間である5年を待たずファンド運用が早期終了している(いずれも対面販売ファンドの実績)。
▽ユニコーン企業への投資実績
最低投資金額は100万円から
HiJoJo.comでは、100万円から投資が可能だ。少額から非上場スタートアップ投資にチャレンジしたい投資家には比較的始めやすいファンドが見つかるプラットフォームだといえるだろう。
「HiJoJo.com」で投資を始める手順
▽会員登録手順
HiJoJo.comで投資をするにはまず、無料の会員登録が必要だ。ここでは、会員登録から申し込みまで、投資手順を簡単に解説する。
無料会員登録
HiJoJo.comでの投資を行うなら、まずホームページから無料の会員登録をしよう。「無料の会員登録」から入力フォームに沿って以下の項目を入力するだけなので、最短2分で登録は完了する。
▽会員登録で入力する項目
・電話番号
・メールアドレス
・国籍
・米国納税義務の有無
・生年月日
・職業および勤務地
・年収および年収形態
・資産状況および投資可能額、資金の性格
・投資目的
・申込動機
・投資経験
なお、回答によってはHiJoJo.comの審査基準により、会員登録できない場合がある。
本人確認書類の提出
会員登録が完了したら、本人確認書類を提出しよう。マイナンバーカードや運転免許証など顔写真付きの公的証明書類を用意し、会員サイトで本人確認書類記載情報を入力後、スマートフォンで本人確認書類を撮影し提出する。書類審査は、通常翌営業日中には完了する。
預託金の入金
本人確認書類の審査が完了したら、指定口座に預託金の入金を行う。ファンド申込の際に事前に最低投資額である100万円以上の資金を預入しよう。なお、入金の確認は通常翌営業日中には完了する。
ファンド募集ページから申し込み
入金が完了したら、ファンドへの申し込みが可能になる。ファンド募集期間内に会員サイト内のファンド募集ページから申込手続きをしよう。
なお、入金後、長期に渡り(3ヵ月以上)ログインが確認できない場合、ファンド申込の意思がないとされ、預託金が投資家の銀行口座に返金されることは知っておこう(出金手数料が発生する)。
個人が非上場株ファンドに投資する際の注意点
個人投資家が非上場株ファンドに投資するなら、注意点をあらかじめしっかりと確認し把握しておくことが重要だ。ここでは、知っておくべき4つの注意点を解説する。
非上場株ファンドへの投資の注意点1:ハイリスク・ハイリターン
非上場株ファンドへの投資で知っておきたいのは、上場株ファンドへの投資と比較して一般的にハイリスク・ハイリターンな投資であることだ。
そんなハイリスク・ハイリターンの非上場株ファンド投資の中でも、HiJoJo.comであれば、一般の非上場スタートアップ企業への早期投資とは異なり、ビジネスモデル確立済で、すでに売上が成長段階にあるなど事業基盤が安定しているユニコーン企業を投資対象とすることができ、非上場スタートアップ投資の中では相対的にリスクが小さいため、初めての人でもチャレンジしやすいだろう。
非上場株ファンドへの投資の注意点2:情報収集がしづらいため、透明性の高いファンドを選択する
一般的に非上場株ファンドが組入れる非上場株は、上場株と比較して情報収集がしづらく、情報の透明性が低い。非上場株への投資をしたいなら、幅広い情報網を持つ専門家の力を借りた投資ができる投資ファンドが有力な選択肢となるだろう。
非上場株ファンドを運用する企業はいくつかあるが、HiJoJo Partnersならこれまでの多数の実績から、個人投資家では得ることが難しい情報に基づいた投資を実現できると考えられる。さらに、みずほ証券や岡三証券グループ、マネックスグループといった大手証券会社から出資を受けている点も安心できる。
非上場株ファンドへの投資の注意点3:余裕資金で投資をする(総資産の1割など)
先述のとおり、非上場株ファンド投資は非上場株への投資を行っており投資家は余裕資金でおこなうことが重要だ。非上場株ファンドは取引方法が限られており、上場株に比べて流動性が低い。また、エグジットまで時間がかかるケースもある。そのため、投資期間に期限がある資金や、使い道の決まった資金を充てるのは避けるべきだ。
なお投資ファンドなら、契約期間があらかじめ決まっている場合もある。例えば、ファンドの契約期間が満了した場合、ファンド終了時には全組入資産を現金化した上で、ファンドの全資産が出資比率に応じて出資者に分配される。通常の株式投資と同様、元本保証がない点に留意しよう。また中途解約も不可だが、投資先が上場した際やM&Aが行われた場合には、運用者の判断によってファンドが早期終了となる場合もある。
非上場株ファンドへの投資の注意点4:ファンドの投資対象、投資方針、実績を確認する
投資ファンドを利用するなら、ホームページなどで投資方針や過去の投資企業や実績を確認することが重要だ。投資を検討する前に、これらも事前にチェックしておきたい。
HiJoJo.comも、投資方針となる6つの特徴や、過去の投資実績等がホームページに掲載しているのでよく見ておこう。
▽HiJoJo.comを通じた投資実績(Trillerは上場発表済み)
「HiJoJo Partners株式会社」の概要
HiJoJo.comを運営するのは、2017年に設立されたHiJoJo Partners株式会社だ。資本金は2022年11月時点で3億円。第二種金融商品取引業および投資助言・代理業、投資運用業の登録を受け、業務を行っている。ホームページ上でリスクや手数料および勧誘方針といった重要事項も明記されている。
HiJoJo Partners株式会社の具体的な業務内容は、スタートアップ企業を組み入れたファンドの組成・販売・運用のほか、プロ投資家向けの投資一任業務、経営・金融・ITコンサルティングなどだ。最後に、HiJoJo Partners株式会社の概要を見ていこう。
経営陣・アドバイザー
HiJoJo Partners株式会社は、コロンビア大学卒業後シティグループ証券やみずほ証券のエクイティ部門およびフィンテック部門に従事したメンザス・スピリドン氏が代表取締役を務める。そのほかの経営陣は以下のとおりだ。
▽HiJoJo Partners株式会社経営陣
・濱田智彦
シティグループ証券やみずほ証券、クレディ・スイス証券でトレーディングシステムの導入に尽力
・杉浦英和
大阪証券取引所の大証FX取引所システム構築など大規模案件のプロジェクトを責任者として成功に導く
・山澤光太郎
2006年より大阪取引所執行役員、2013年に日本取引所グループ常務執行役就任。2015年からの2年間は大阪取引所取締役副社長に就く
投資実績
HiJoJo Partners株式会社では、対面およびインターネットによるファンド販売と、国内外の優良企業に対する自己投資を行っている。それぞれの投資実績を以下で確認しよう。なお、実績はいずれも2022年11月現在のものだ。
・対面販売ファンドによる実績
HiJoJo Partners株式会社のホームページでは、対面販売ファンドの投資実績の一部として、2022年11月時点で22の企業を掲載している。各企業の事業内容は、オンライン金融や代替卵・培養肉、月面開発、ゲームなど幅広い。なお、22社のうち4社は上場を果たしている。
▽対面販売ファンドによる実績
・インターネット販売ファンドによる実績
インターネット販売のファンドの実績として、2022年11月時点で5つの企業が挙げられている。各社の事業内容はエンターテインメントやビッグデータ予測、瞑想アプリなどさまざまだ。4社のうち1社は上場を発表している。
▽インターネット販売ファンドによる実績
・自己投資実績
HiJoJo Partnersの自己投資実績としては、2022年11月時点で9つの企業が紹介されている。事業内容は、骨再生医療や空間ディスプレイ、水素生産技術、低軌道宇宙地図などがある。
▽自己投資実績
まとめ:非上場株ファンド投資はハイリスク・ハイリターン
非上場株投資はハイリスク・ハイリターンな投資だ。積極的な投資をしたいなら、リスクをしっかりと確認したうえで資産の一部を非上場企業ファンドに投資してもよいだろう。
非上場株ファンド投資を通じて成長企業を応援でき、リターンを狙うことができる
非上場企業ファンドへの投資の特徴には、魅力的なビジネスモデルを持つ成長企業を応援できることと、成長後に大きなリターンを得られる可能性があることが挙げられる。
ハイリスク、ハイリターンのためメリット・デメリットを理解した投資を
非上場株ファンドが組入れる非上場株は一般的に取引所取引で行われる上場株式とは投資方法が異なる。個人投資家では情報収集が難しい点や流動性が低い点、投資詐欺の可能性がある点などには十分注意するべきだろう。投資を始めるにあたってはメリットとデメリットをあらかじめしっかりと確認し、納得したうえで取引をスタートすることが肝心だ。
HiJoJo.comなら個人でも簡単に投資できる
一般的に、ユニコーン企業のように多くの投資家が有望と見ている非上場企業に、個人投資家が投資するチャンスはほとんどない。そのため投資を希望するなら、投資ファンドを検討するのがよさそうだ。特に、事業基盤が安定していて、成長性も高い傾向にあるユニコーン企業に投資するファンドへの投資機会を、個人投資家向けに提供している「HiJoJo.com」は、実績も多く人気が高まっているサービスの1つである。