この記事は2023年6月13日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年6月13日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週はFOMCがあるが、マーケットのコンセンサスとしては利上げ無しで織り込み済みとなっている。もし利上げがあった場合、これで打ち止めになるだろうから、米ドル/円は跳ねた後下がりそうだ。また今回利上げがなくとも、7月に実施するようなニュアンスがあれば、米ドル/円はさほど下げないと見ている。
現在の焦点は、本日13日(火)発表のCPIでどれだけ振れるかだが、過去を見ると発表後の値幅は大抵1円から1円50銭程度となっている。本日13日(火)13時頃の時点で米ドル/円は139円ミドル付近なので、CPI発表後も下は138.00円、上は141.00円辺りまでを想定している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは前述した値幅の138.00~141.00円。イメージとしては押し目を買いたい。
現段階で、添付チャートの三角持ち合いをどちらに抜けるかがまだわからず待ち状態だ。しかし、下は21日移動平均線で止められており、本日13日(火)時点の21日移動平均線は139.19円付近に位置していることから139.15~139.20円ゾーンは堅いと見ている。
よって139.15円以下になるタイミングがCPI発表前までにあれば買ってみたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。