この記事は2023年7月10日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Zoe/stock.adobe.com)

2023年7月10日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行で為替ディーラーになる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、情報配信を行なう

現在の為替相場の傾向や相場観

先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、カナダドル以外の通貨は全て上昇とドル売り優勢の展開で引けた。円は上昇の最上位(+1.55%)に位置しており、米ドル/円やクロス円が下落に転じている。

先週は月初の週であり、米国で多くの経済指標の発表が相次いだが、市場の流れを決定的にしたのは7日(金)に発表された6月の米雇用統計だった。内容はほぼ市場予想通りだったが、前日6日(木)に発表されていたADP雇用報告が過熱を示し、雇用統計へ過度な期待がかかり過ぎた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は雇用統計の動きを背景に週足では高値圏から長い陰線をきざみ、形状は悪い。今週は明後日12日(水)の6月の米CPIの結果に注目。

米CPIは昨年6月に+9.1%のピークをつけ、その後は低下に転じる。前年比ではその一番高進した月と比較するわけで、大幅低下は必至。昨年夏以降、このCPIの発表で市場が大きく動き、雇用統計を上回るお祭りと化していた。

最近は徐々に市場予想に収れん、一時の騒ぎは鎮静化する。先週の雇用統計のように、好結果がドル買いにつながらない点が今週の注意点。長期円安という見方に変化はないが、米ドル/円は一旦調整入りだろう。

今週は米ドル/円で140.00~144.00円、ユーロ/米ドルで1.0900~1.1100ドル、ユーロ/円で153.50~157.50円とみている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。