この記事は2023年7月27日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=create jobs 51/Shutterstock.com)

2023年7月27日(木)の午前11時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日27日(木)の米ドル/円は140円台を中心に上値の重い展開となりそうだ。

本日27日(木)日本時間未明のFOMCは予想通り25bpの利上げを実施。パウエルFRB議長の会見は次回9月の利上げについて「当然可能性はあるが、据え置きの可能性もあると言っておく」と述べて言質を与えなかった。

市場はこれを想定したほどタカ派的ではなかったと受け止めた模様で、米長期金利が低下するとともにドルが下落した。ひとまずFOMCを消化した米ドル/円相場の関心は、明日28日(金)の日銀の金融政策発表に移ることになる。

オプション市場の米ドル/円予想変動率(インプライド・ボラティリティ)は、本日27日(木)朝の時点で翌日物(1日物)が36%台に急騰。これは黒田前日銀総裁の最後の金融政策決定会合が行われた今年3月以来の高水準で、市場が明日28日(金)のイールドカーブ・コントロール(YCC)修正を警戒していることを示唆するものだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

メディア報道によって一時は大きく後退したはずの日銀緩和修正観測が再び高まっていることを踏まえると、本日27日(木)については円が売られにくい地合いが予想される。

なお、本日27日(木)はECBが金融政策発表を行うが25bpの利上げは織り込み済みで、FOMCと同様に次回9月利上げに対するスタンスが焦点になるだろう。

ユーロ圏の長期金利の変動が米債利回りに波及すれば米ドル/円相場の変動につながる可能性はあるが、いずれにせよその影響はそれほど大きなものにはならないだろう。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。