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太陽電池銘柄の特徴

太陽電池は、太陽の光エネルギーを電気に変えるエネルギー変換器で、太陽光発電システムの中核部品である。
”電池”という名前がついているが、電気を蓄える機能は持っていない。多種多様な業種が大挙参入中。

  • 日本における太陽電池の出荷量は2012年度 437万kWで2011年度比163%と伸長著しく、今後も大幅増が期待される。
  • 2012年度出荷量の“機種別”内訳をみると、Si多結晶が46%、Si単結晶が36%で、とくにSi多結晶が大幅増加している。
  • 2012年度出荷量の“仕向先別/用途別”内訳では、87%が国内、13%が輸出となっており、とくに国内消費が大幅に増加しており、国内景気の上昇傾向がうかがえる。
  • 「全戸に戸別の太陽光発電システムを設置したマンション」が実売されるなど「自分の家で使う電気は太陽光発電でつくるのは当たり前(余った電気は売電)」の時代が目前である。

一方、今までの太陽電池の変換効率は約2割程度だったが、最近は4割以上のものも発表されている。このように、太陽電池のシーズ/ニーズは日々進歩発展しており、太陽電池ビジネスの将来は非常に明るい。


太陽電池関連銘柄

魅力①: FITが追い風
2012年7月導入の”FIT(Feed-in Tariff:固定価格買取制度)”が追い風となり、太陽光発電(太陽電池)の国内市場が急拡大しており、各社はフル操業でも供給し切れない状況となっている。FITは少なくとも3年間優遇価格が続くため、国内メーカー各社は、当面、売上・利益を確保して、その分を「新技術/新製品の開発」や「設備投資」に振り向けて、競争力の維持向上を図ろうとしている。

魅力②: 世界競争力を保有
太陽光発電は、温暖化対策に貢献する再生可能エネルギーの中で最も普及拡大しているが、他の発電に対して未だ価格競争力を持つには至っていない。しかし、先頃発表された世界最高の変換効率を誇るパナソニックのHIT(アモルファスシリコンと単結晶シリコンをハイブリッド構造にした太陽光太陽電池)に代表されるように日本メーカーの技術優位性は非常に高い水準にあり、世界的に十分な競争力を持っている。

魅力③: バリュ-チェーン利益獲得
太陽光発電システム(主体は太陽電池)事業を行っている国内各社は保守まで含めたシステム全体としての競争力強化のほか、グローバルでは太陽電池セル・モジュールの開発・生産/システム設計/発電所の建設/保守メンテナンス等のバリューチェーン全体で利益を得る体制の構築を急いでいる。


太陽電池銘柄のリスク

太陽電池製造は、半導体や液晶に比べて参入障壁が低く、最新の製造装置を導入すれば、技術やノウハウがあまりなくても簡単に生産ができるといわれている。一方で、半導体製造同様に産業リスクは高いといわれており、一時、世界トップであったドイツや中国の太陽電池メーカーが経営破綻している状況もある。このことから、新技術/新製品の研究・開発はもとより設備投資タイミングや”生産~販売ビジネスモデル構築”等のタイムリーな推進が不可欠です。


アモルファス太陽電池関連銘柄

アモルファスシリコンは、結晶シリコンに比べて、光と格子の相互作用が大きく、それだけ光をより多く吸収することができるため、アモルファスシリコン太陽電池では薄膜化が可能で、1µm以下の膜厚で発電することができる。また、金属やプラスチックを基板として用いることによって、可撓性((かとうせい):物質の弾性変形のしやすさ)をもつ太陽電池が製作可能となるため、連続製造プロセスによる低コスト大量生産が期待できる。

①富士電機 <6504>
2013年度は「攻めの経営元年」と位置づけ、利益重視の経営をさらに推進しキャッシュの創出を図るとともに、積極的な投資などにより、強みを活かした特長あるエネルギー関連事業の拡大を図っている。

②パナソニック<6752>
ハードウェア単品だけでなく、ソフト、サービスを含めたトータルソリューションを提供。 2013年度は、「純利益500億円以上、フリーキャッシュフロー2,000億円以上」を目指している。

③三菱重工業<7011>
三菱重工グループとしてのより大きなシナジーを発揮するため、700の製品をエネルギー・環境、機械・設備システム、交通・輸送、防衛・宇宙の4つのドメインに再編し、マネジメント体制の再構築を実施。


薄膜シリコン太陽電池関連銘柄

薄膜シリコン太陽電池は、大幅なシリコン使用量の削減を図れることから、低コスト技術として今後需要が伸びると予想される太陽電池の一つである。ただし、変換効率がまだ低いため、従来の2 接合から3 接合への製造技術開発や量産プロセス開発等を促進する必要がある。

①カネカ<4118>
衣・食・住・医にわたる幅広い分野で事業活動を行っているが、とくに「環境・エネルギー」「情報通信」「健康」「食料生産支援」を重点戦略分野と位置付け、経営資源を重点投下している。

②三菱重工業<7011>
三菱重工グループとしてのより大きなシナジーを発揮するため、700の製品をエネルギー・環境、機械・設備システム、交通・輸送、防衛・宇宙の4つのドメインに再編し、マネジメント体制の再構築を実施。

③シャープ<6753>
「新生シャープ」の実現を図るため、「中期経営計画」を策定。初年度にあたる2013年度を「構造改革ステージ」、次の2014年度、2015年度を「再成長ステージ」と位置付け、その実現をめざしている。

④パナソニック<6752>
ハードウェア単品だけでなく、ソフト、サービスを含めたトータルソリューションを提供。 2013年度は、「純利益500億円以上、フリーキャッシュフロー2,000億円以上」を目指している。

⑤JXホールディングス<5020>
2010年4月1日、新日本石油と新日鉱ホールディングスの経営統合により発足.。世界有数の「総合エネルギー・資源・素材企業グループ」への発展を目指している。


色素増感太陽電池関連銘柄

本電池の構造は非常にシンプルで、透明な導電性ガラス板に二酸化チタン粉末を焼き付け色素を吸着させた電極と、同じく導電性ガラス板の対極から構成されている。色素を変えることにより様々な色の太陽電池を製造できる。製造が簡単で大掛かりな設備を必要せず材料も安価なことから、現在主流の多結晶シリコン太陽電池の2~数割程度のコストで製造できると言われている。しかし、電解液に蒸発しやすい有機溶媒を用いるため、耐久性が課題であり、電解液の固体化が研究課題となっている。

①アイシン精機<7259>
創業以来、「品質至上」を基本理念として事業をグローバルに拡大し、現在では世界屈指の総合自動車部品メーカーとしての地位を確立。住生活関連分野やエネルギー関連分野でも事業を展開している。

②グンゼ <3002>
機能ソリューション事業・アパレル事業・ライフクリエイト事業の3つのセグメントで事業展開。重点戦略である「成長確保」と「体質強化」を両輪として、激変する市場環境への対応力強化に取り組んでいる。

③大日本印刷 <7912>
「未来のあたりまえを作る。」というキャッチフレーズのもと、新しい製品やサービスの開発に努めている。「情報流通」「健康・医療」「環境・エネルギー」「快適な暮らし」の4つを成長領域として設定。

④昭和電工 <4004>
ハードディスクと黒鉛電極を両翼に一段上のステージに飛翔することをめざしている。固有かつ優位性のある技術をベースとして、先進・先端技術領域をリードする素材や部品の研究開発を加速。

⑤フジクラ<5803>
「収益率の重視」、「新技術・新商品の継続的創出」、「選択と集中によるリソースのシフト」、「ものづくり力の強化」などのグループ取り組みをなお一層推進。

⑥日本化薬 <4272>
機能化学品/医薬/セイフティシステムズ(自動車部品)/アグロ(農業用薬剤)事業の成長シナリオの達成に向けてグランドデザインを策定し、着実にPDCA(Plan-Do-Check-Act)を回していく。

⑦ソニー<6758>
2013年5月22日開催の経営方針説明会において、「エレクトロニクス事業の強化」、「エンタテインメント・金融事業の収益力の一層強化」、「継続的な財務体質の強化」を2013年の度基本方針として発表。

⑧太陽誘電<6976>
コンデンサ等の商品はスマートフォン・パソコン等の通信・情報機器やAV機器に搭載。近年は、さらなる成長が期待されている自動車・産業機器・環境エネルギー市場への商品展開にも注力している。


CIS太陽電池関連銘柄

シリコンの代わりに銅、インジウム、ガリウム、セレン等からなる化合物半導体を使用する。実用化されてからまだ日が浅いが、薄膜、軽量、省資源、低価格など多くの長所を持つため注目を浴びている。耐放射線性が極めて優れているので宇宙用途にも適している。しかし、希少金属であるインジウムやガリウムを使用しているため、資源制約の課題がある。これに対しては、使用量削減や代替材料の開発も進められている。

①昭和シェル石油 <5002>
池事業では、世界最大級の生産能力を有する国富工場の生産ラインが最大稼働を継続中。また、新たな発電源として京浜製油所扇町工場跡地を利用したバイオマス発電所建設が決定している。

②本田技研工業<7267>
生産体制を刷新するとともに、新工場の稼働などにより生産能力の拡大・効率化を進めている。グローバルにおける調達・生産のスケールメリットを高め、地域によって異なる顧客ニーズに応えていく。


CZTS太陽電池関連銘柄

①東京応化工業<4186>
東京応化は、今後もフォトレジストをはじめとする化学製品や製造装置群の優れた技術・製品の提供を進める。同時に、環境、社会、経済の側面を総合的に捉え、常にCSR(企業の社会的責任)を強く意識した企業活動を推進してまいる所存でございます。

②昭和シェル石油 <5002>
太陽電池事業では、世界最大級の生産能力を有する国富工場の生産ラインが最大稼働を継続中。また、新たな発電源として京浜製油所扇町工場跡地を利用したバイオマス発電所建設が決定している。


多結晶シリコン太陽電池関連銘柄

多結晶シリコン太陽電池は、単結晶と比較して効率は落ちるが、製造が容易で生産に必要なエネルギーも小さくて済むため製造コストが安価であり、効率とコストのバランスが良いため、現在最も普及している太陽電池です。モジュール効率は13~15%程度。

①三菱電機 <6503>
「成長性」「収益性・効率性」「健全性」の3つの視点による「バランス経営」を推進し、強固な経営体質構築と持続可能な成長の実現を目指している。

②シャープ<6753>
「新生シャープ」の実現を図るため、「中期経営計画」を策定。初年度にあたる2013年度を「構造改革ステージ」、次の2014年度、2015年度を「再成長ステージ」と位置付け、その実現をめざしている。

③京セラ<6971>
お客様満足のために、全員参加のアメーバ経営を推進し、現場力と実現力を高めている。素材から部品、完成品、さらにはサービスにいたるまで多岐にわたる事業をグローバル展開している。


単結晶シリコン太陽電池関連銘柄

単結晶シリコン太陽電池は、多くの太陽電池の中で最も歴史の古い太陽電池である。実用化されている太陽電池の中で最も変換効率が高く(モジュール効率は14~20%)、耐久性・信頼性にも優れているため、とくに変換効率が求められる用途に使われる。一方、コストが高いことや、大量生産に不向きという課題がある。

①パナソニック<6752>
ハードウェア単品だけでなく、ソフト、サービスを含めたトータルソリューションを提供。 2013年度は、「純利益500億円以上、フリーキャッシュフロー2,000億円以上」を目指している。

②シャープ<6753>
「新生シャープ」の実現を図るため、「中期経営計画」を策定。初年度にあたる2013年度を「構造改革ステージ」、次の2014年度、2015年度を「再成長ステージ」と位置付け、その実現をめざしている。


微結晶タンデム太陽電池関連銘柄

微結晶タンデム型太陽電池は、薄膜系電池の次世代機種として、NEDOと三菱重工との共同開発で実用化技術を開発した。アモルファス型のシリコン膜に微結晶のシリコン膜を積層した2層構造を持つ。紫外線から赤外線までの太陽光スペクトルを幅広く吸収できるためアモルファス型に比べて発電効率が高く、原材料の制約がないため、コストダウンと安定供給ができるものと期待されている。

①三菱重工業<7011>
三菱重工グループとしてのより大きなシナジーを発揮するため、700の製品をエネルギー・環境、機械・設備システム、交通・輸送、防衛・宇宙の4つのドメインに再編し、マネジメント体制の再構築を実施。


有機薄膜太陽電池 関連銘柄

有機薄膜太陽電池は有機半導体材料を用いた太陽電池で現在、技術開発が加速しており、この数年で最も変換効率が向上した太陽電池の一つです。材料が安価で、製造方法も印刷法やインクジェット法などの塗布プロセスにより大面積を簡単に作製可能なため、大幅な低コスト化が実現可能である。また、プラスチックフィルム等にも成膜でき、様々な色や形にできるため、ポータブル機器用電源やウェアラブル電源など幅広い用途に展開可能。ただし、有機材料を用いているため耐久性が大きな課題である。

①東レ<3402>
「先端材料で世界のトップ企業を目指す」との高い志を堅持。そして、グローバルな事業拡大を一層推進し、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献できるグリーンイノベーション事業を拡大。

②三菱ケミカルホールディングス <4010>
高機能・高付加価値事業への事業ポートフォリオ転換をさらに推進。経営指標として”MOS(Management of SUSTAINABILITY)指標”を新たに導入。

③パナソニック<6752>
ハードウェア単品だけでなく、ソフト、サービスを含めたトータルソリューションを提供。 2013年度は、「純利益500億円以上、フリーキャッシュフロー2,000億円以上」を目指している。

④住友化学<4005>
「強固な財務基盤の構築」「事業構造改善」「次世代事業の開発」「グローバル経営の深化」「コンプライアンスの徹底、安全・安定操業の維持」の5つの重要経営課題に取り組んでいる。