この記事は2023年8月9日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Kurt Kleemann/stock.adobe.com)

2023年8月9日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は直近高値をトライしている。昨日8日(火)に発表された日本の名目/実質賃金が下振れしたことで、「日銀の金融緩和は続けざるを得ない」という思惑が広がったのか、円安優勢でクロス円が上昇している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は押し目買いの戦略だが、明日10日(木)に米CPIを控えているため、まずは数字を確認したい。CPIの事前予想は前月と同程度のインフレ率だが、足もとドル高が続いてきた為、やや下振れリスクはあるだろう。とは言え、短期では出たとこ勝負、中期では下がったところを拾うイメージだ。

一方、日銀の臨時オペは先週注目されたが、2度目に実施した長期金利0.65%ラインまではまだ距離がある。長期金利が高値水準での臨時オペ見送りは円高材料とみなされるシナリオもあったが、先週ほど神経質にならなくてもいいかもしれない。

また、夏休みで取引参加者が縮小するなか、11日(金)は日本の祝日になるので、円キャリーで溜まった米ドル/円、クロス円ロングのストップを狙う動きはあるかもしれない。テールリスクだが、安値を切っていくような展開だと、朝方は警戒感を高めたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。