この記事は2023年10月4日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Mymemo/stock.adobe.com)

2023年10月4日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日3日(火)に発表された米JOLTS求人の予想上振れをきっかけに米ドル/円は150円を突破したのち3円弱の暴落。神田財務官は「介入の有無についてコメントは控える」としているものの、値動きのスピードからは政府・日銀による介入が実施したのではないかと考えている。

コメントができない背景に介入はボラティリティ上昇をトリガーにすると言っていただけに150円を超えたから実施したとは言えないのだろう。ただ、わかったことはボラティリティではなく、一定水準の価格だということ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円はすでに149円台まで戻しており、今回の介入(?)は買い場提供となっている。次回も同じようなタイミングで介入があるとは思えないが、多くの参加者は150円をターゲットにするだろう。

149円の後半からは神経質な展開になるが、催促相場が予想される為、米ドル/円はロングを短期でとっていくイメージで臨みたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。