この記事は2023年10月31日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2023年10月31日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日31日(火)、日銀の政策変更があったが、本日31日(火)未明に日経新聞がリークした内容とほぼ同じであった。

ただ、文中に指値オペという言葉が残っているのと一定限度を超えることを容認するとはいえ、その容認がどの程度なのかが明確ではないので、リーク内容よりはハト派的に感じる。よって、発表直後から円安方向への反応が出ているが、市場の解釈も同様な感じなのだろう。

結果マーケットに対する日銀の変更はほぼないので、これまで通りの円安トレンドが継続するだろう。ある程度円安に行くと介入が入るとは思うが、円安を止めるのは介入くらいだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は明後日2日(木)日本時間未明のFOMCと3日(金)の米雇用統計を控えるが、FOMCは今回、大きな材料にはならなさそうな雰囲気だ。

また、米経済の状況を雇用統計でチェックすることになるが、こちらもおそらくサプライズはないと思うので、米ドル/円に関しては円安方向が続くのではないだろうか。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。