事業変遷について
ーこれまでの事業変遷についてお聞かせいただけますでしょうか?
株式会社オルツ代表取締役・米倉氏(以下、社名・氏名略):オルツは、デジタルクローン、P.A.I. (パーソナル人工知能)を実用化したソリューションの実現のために創業しました。P.A.I.とは私たち自身の意思をデジタル化し、それをクラウド上に配置してあらゆるデジタル作業をそのクローンにさせることを目的としたAIです。初期は約5年パーソナルAIの研究開発に専念しておりまして、AIクローン技術を中心に、人間の対話データをAIに学習させることで、その人物の言葉遣いや話し方、思考パターンを再現するという技術を開発してきました。これにより、AI自身がその人物と同じように対話することが可能になりました。
また当初は、この技術を活用して企業の代表者や著名人のAIクローンを作り出し、その人物が直接対話できない場面でも、その人物の意見や思考を伝えることを可能にするという方向性で事業を展開していました。
ーその後はどのような研究・開発を行ったのでしょうか?
米倉:個々のユーザーが自分自身のAIクローンを作り出すことも可能にし、自分自身の代わりに一部の業務をAIに任せることも可能にするという方向性にシフトしました。これにより、時間の節約や効率化が図られるようになりました。
また、AIクローン技術の導入が活性化するであろう業界や市場としては、まずはカスタマーサービスやコールセンターなど、対話を中心とした業務が挙げられます。AIクローンは24時間365日対応可能で、人間が対応できない時間帯や大量の問い合わせにも対応できます。
さらに、エンターテイメント業界でも活用の可能性があります。著名人のAIクローンを作り出すことで、ファンとのコミュニケーションを深める新たな手段となり得ます。
これらの業界や市場は、AIクローン技術の導入により、大きな変革が起こる可能性があります。 これらの可能性を追求し、さらなる事業展開を進めていくのがオルツの目指す方向性です。
自社事業の強み
ー御社の強みについて教えていただけますでしょうか?
米倉:オルツの強みは、高度なAIクローン技術を活用したパーソナルAIの開発と実用化にあります。これにより、人間の対話データをAIに学習させることで、その人物の言葉遣いや話し方、思考パターンを再現することが可能になります。AIはその人物と同じように対話することができ、その人物が直接対話できない場面でも、その人物の意見や思考を伝えることができます。
また、個々のユーザーが自分自身のAIクローンを作り出すことも可能で、自分自身の代わりに一部の業務をAIに任せることも可能になります。これにより、時間の節約や効率化が図れます。
このように大変高度な技術を開発できているのは、オルツのビジョンに惹かれて一緒に研究開発を行っている高度な技術を持つ人材が集まっているからです。難題に直面しても乗り越えることができ、他社のAI製品よりも精度を高く保てているのです。
ー実際にどのようなサービスを展開しているのですか?
米倉:オルツはAIの対話エンジンの開発から生まれた音声認識テクノロジーを活用した「AIGIJIROKU」などのSaaSプロダクトを開発・提供しています。これらのプロダクトは、ビジネスの現場での会議や打ち合わせの記録、整理、共有を効率化するためのツールとして活用されています。
これらの技術とプロダクトは、オルツが「人の非生産的労働からの解放を目指す」というミッションを具現化するためのものであり、その実現に向けて日々開発と改善を続けています。これがオルツの最大の強みと言えるでしょう。
現在一番関心のあるトピック
ー現在一番関心のあるトピックについて教えてください。
米倉:ブレインマシーンインターフェースに最も関心を持っています。これは脳と機械を直接接続し、思考や意図に基づく情報の伝達や操作を可能にする技術です。
私たちが研究を始めてから10年が経ちました。正直、想定より会話エンジンなどの開発は早いスピードで現在の段階に到達しています。今後の10年は想像よりも早い段階で、いろいろな推測が僕らのコミュニケーションの中に入り込んでくると考えています。
そして、様々なAI技術の中でも特にブレインマシーンインターフェースが最も発展すると考えています。 現段階では脳内に電気を刺すというアプローチがあります。しかし今後は、シールを貼って電極で脳波の行動から推測するという方法が実現される可能性が高くなると考えています。
これは脳で考えたことがそのまま相手に伝わるインターフェースになるということです。その状況が現実的になると、コミュニケーションの在り方、コンピュータの在り方、データの在り方が大きく変わります。
それに備えて、どのような製品作りやデータ設計、社会テクノロジーへの社会貢献ができるのかという部分に必ず来る未来として関心を持っています。
思い描いている未来構想
ー現在思い描いている未来構造について教えてください。
米倉:私が現在最も関心を持っているのは、AIクローン技術のさらなる進化とその社会実装です。オルツでは、人間の対話データをAIに学習させることで、その人物の言葉遣いや話し方、思考パターンを再現するという技術を開発してきました。これにより、AIはその人物と同じように対話することが可能になります。
しかし、これはまだ始まりに過ぎません。AIクローン技術は、さらなる進化の余地があります。例えば、AIがその人物の感情やニュアンスまで理解し、それを反映した対話ができるようになると、よりリアルなコミュニケーションが可能になります。また、AIがその人物の知識や経験を学習し、それを基に新たなアイデアや提案を出すことができるようになると、AIは単なる代行者から、クリエイティブなパートナーへと進化します。
これらの可能性を追求し、実現するためには、AIの学習アルゴリズムの改善や、大量の対話データの収集と分析、そしてそれらを活用した新たなサービスの開発が必要です。これらの課題に取り組むことが、僕が現在最も関心を持っているトピックです。
その理由は、AIクローン技術が人々の生活や働き方を大きく変える可能性を秘めているからです。例えば、自分自身のAIクローンがいれば、時間のない中でも自分の代わりにメールを返信したり、会議に出席したりすることが可能になります。また、著名人のAIクローンがいれば、ファンとのコミュニケーションを深める新たな手段となり得ます。これらの可能性を追求し、実現することで、人々の生活や働き方をより便利で豊かにすることができると考えています。
ーそのために現在どういったことに重点的に取り組んでいるのでしょうか。
私が思い描いている未来構想は、AIクローン技術を活用した新たなサービスの提供です。具体的には、人間の対話データをAIに学習させることで、その人物の言葉遣いや話し方、思考パターンを再現するという技術をさらに進化させ、よりリアルなコミュニケーションを実現することです。
そのためには、AIの学習アルゴリズムの改善や、大量の対話データの収集と分析が必要です。また、それらを活用した新たなサービスの開発も重要な課題です。これらの取り組みを通じて、人々の生活や働き方をより便利で豊かにすることを目指しています。
具体的な取り組みとしては、まずAIの学習アルゴリズムの改善に取り組んでいます。現在のAIは、人間の対話データを学習することで、その人物の言葉遣いや話し方、思考パターンを再現することができます。しかし、それだけではなく、その人物の感情やニュアンスまで理解し、それを反映した対話ができるようにすることが目標です。
次に、大量の対話データの収集と分析に取り組んでいます。これは、AIがよりリアルなコミュニケーションを実現するために必要なステップです。人間の対話データを収集し、それをAIに学習させることで、AIはその人物と同じように対話することが可能になります。
また、これらを活用した新たなサービスの開発にも取り組んでいます。例えば、自分自身のAIクローンがいれば、時間のない中でも自分の代わりにメールを返信したり、会議に出席したりすることが可能になります。また、著名人のAIクローンがいれば、ファンとのコミュニケーションを深める新たな手段となり得ます。これらの可能性を追求し、実現することで、人々の生活や働き方をより便利で豊かにすることができると考えています。
ZUU onlineのユーザーへメッセージ
ー最後に読者へのメッセージをお願い致します。
米倉:オルツというこの会社は日本で初めて一兆円を超えるバリューの企業になると思いますので、ご期待ください。
ー本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
- 氏名
- 米倉 千貴(よねくら かずたか)
- 社名
- 株式会社オルツ
- 役職
- 代表取締役