この記事は2024年1月30日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=snowdrop/stock.adobe.com)

2024年1月30日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

このところマーケットが膠着しているが、ここからは月末のリバランスやFOMC、雇用統計と相場を動かすイベントが続くので、これらの要因でそこそこ大きく動いていくのではないかと思っている。

為替に関しては新NISAに絡む円売りが話題になっており、確かに一定額の円売りは出ているが、ここ最近は200億円程度で、相場に大きなインパクトを与えるほどの額ではない。

むしろ、海外勢が日本に対して強気になってきており、まだ動いてはいないが円高方向への反転を少し警戒している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

マーケットのコンセンサスとしてFOMCでの早期利下げはないということになっているが、利下げへの準備が何らかの形で声明文に書き込まれた場合、ドル金利の低下から、米ドル/円の押し下げになる可能性がある。

今年に入ってから、海外勢の日本に対するポジティブな見方が強いので、ここからはもしかしたら円高にいくのではないかと思っている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。