ベネッセホールディングス <9783> は2日、グループ全体で300人程度の希望退職を18日から募集すると発表した。同社が希望退職を募集するのは、昭和30年の創業以来、はじめて。

ベネッセは7月に顧客情報流出が発覚。信頼性の低下による会員の減少や、事件関連の費用がかさんだことで9月の中間連結決済における最終損益は約20億円の赤字となっていた。

現状を打開するため、会員が減少している通信教育事業などの社員を成長分野の介護事業などに配置転換すると同時に、希望退職を募る。退職日は3月末日の予定。

この一報を受けてベネッセの株価は下落。午後2時17分に3700円まで買われたものの、徐々に売り傾向が見られ、終値は3655円となった。発表が引け前だったため、大きな反応はなかったが、大手マスコミ各社が報じたのは大引け後だったため、3日の株価への影響が注目される。

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