本記事は、吉野 創氏の著書『自分ものさし仕事術』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

close up hand framing looking view sunrise
(画像=lovelyday12 / stock.adobe.com)

行く末(未来・ビジョン)からの発想

3つ目の「行く末(未来・ビジョン)からの発想」について紹介します。

あなたの未来に思いを馳せ、自分自身のビジョンをつくる、というアプローチです。

「ビジョン」はあなたの将来像、実現したい未来の理想像のことです。

「志」、「ミッション」を果たしていくことを通じて、あなたはこの先の未来において、どんなことを実現して、どんな自分になっていきたいと考えるでしょうか。

「ビジョン」で 大切なことは、今の自分の状態で「できる、できない」を判断する必要は一切ない、ということです。

なぜならば、人間の可能性は無限にあるからです。

人間は、自分自身の可能性を信じ、自分の特徴や強みを意図して使えば、知らず知らずのうちに共感者の協力を得て、成長していくものです。

ですから、今の状態や環境などの条件だけで、未来のあなたの無限の可能性を狭めてしまうのは、とてももったいないことなのです。

「できない、無理だ」という心の声は一切無視し、「こうしたい、こうなりたい、こういうことをやってみたい」という夢を、改めて文字にしてみてください。

最初は論理的に書く必要はありませんし、根拠もまったく必要ありません。自分の想像力を発揮して、思い切り書き出してみましょう。

  • こんなことができたら楽しい、幸せだ
  • こんな世界になったら最高に嬉しい、幸せだ
  • こんなふうになるかも、あんなふうになるかも
  • どのような世の中、社会を創造したいか

このようなテーマで自由に表現していきましょう。

以下に、私自身の「ビジョン」をご紹介します。

(例)
人々が、自分の仕事に情熱を持って取り組むことが当たり前の世の中になっている。

笑顔の溢れる職場をつくる自走式組織®コンサルタントの皆さんは、全国どこでも大人気で、引っ張りだこ。私は有志メンバーと育成機関をつくり、さらに次世代の自走式組織®のつくり手を育てている。

地球規模で自走式組織®がスタンダードになり、海外でも事業展開。全世界で「仕事や職場が楽しい」が当たり前の世界になっている。

こんなふうに、できるだけクリアに、自分の望む未来のイメージを思い描いてみてください。それがあなたの「ビジョン」になります。

「ビジョン」は、絵や写真を組み合わせて表現するのも良い方法です。

「成功哲学」の提唱者であるナポレオン・ヒルが「思考は現実化する」と言うように、なるべく明確なイメージではっきりと考えると物事は実現に向かう、という法則があります。

「ビジュアリゼーション」とも言われますが、達成した様子を、文字と絵や写真などを組み合わせて、できる限りありありと描き、目に付くところに貼り出しておくのも非常に効果的です。

自分ものさし仕事術
吉野 創(よしの・はじめ)
株式会社トゥルーチームコンサルティング 代表取締役/一般社団法人 自走式組織協会 代表理事 北九州大学法学部卒業後、ジーンズメーカー大手EDWINで営業に従事。その後、経営コンサルティングファームにおいて約300社の財務分析と管理会計の構築ノウハウを習得。マネジメント責任者、支社長などを歴任し、コンサルタントの育成にも携わる。人や組織に、さらに深く関わる合宿や研修を延べ5,000人へ実施。社員が自発的に動く成長ノウハウを見出し、体系化。 2014年「株式会社トゥルーチームコンサルティング」を設立。指示なしでも社員が動く組織づくりは、経営者の組織と業績の悩みを同時解決する手法として公式認定され、「自走式組織®」として2018年に商標登録。100社以上の「自走式組織®」を生み出し、クライアントは3年で売上2.1倍、経常利益4.3倍、わずか1年で粗利益率7.9%改善や、離職率を0%にするなど多くの成功事例を持つ。 自身の経験から、特にマネジメント層の思いに寄り添う人間味溢れる支援が強み。業績がアップするだけでなく、働く社員のやりがいと一体感のある理想の組織になったと多くの経営者から厚い信頼を受けている。 著書に『売上を2倍にする 指示なしで動くチームの作り方』(ぱる出版)がある。
ZUU online library
(※画像をクリックするとZUU online libraryに飛びます)