テクニカル分析

再び雲へ挑戦

 日足、6月24日までの反発は雲に抵抗され下落。ただボリバン中位から反発5日連続陽線。5日線。20日線上向き。6月28日-7月2日の上昇ラインがサポート。6月3日-7月4日の下降ラインが上値抵抗。
 週足、ボリバン3σ下限から急反発も中位に達せず。雲中からは抜け出す。6月24日週-7月1日週の上昇ラインがサポート。6月3日週-7月1日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向、20週線上向き。
 月足、5か月連続陽線だったが、その上昇を打ち消した6月。ただボリバン中位で反発。23年3月-24年6月の上昇ラインがサポート。24年5月-6月の下降ラインが上値抵抗。 
年足、23年で3年連続陽線。今年もここまで陽線だが上ヒゲが長くなってきた。14年-22年の下降ラインを上抜く。22年-23年の上昇ラインがサポート。 

メキシコペソ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

VAMOS MEXICO

米中対立の中で、USMCA見直し(2026年)への議論開始

米国では昨今、中国製の電気自動車(EV)流入に関する懸念が高まっている。一方メキシコ経済省のベイカー元通商担当次官は、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)でメキシコは必ずしも米国が持つ中国への懸念に合わせる必要はないとの見解を示した。
 ベイカー氏は「メキシコに輸入された中国製品を米国へ(無税で)輸出する際、USMCAの原産地規則を満たす必要がある」として、USMCAを使って米国に輸出する製品は、メキシコで付加価値が付けられたメキシコ原産品だとする考えを示した。

また、USMCAの見直しについて、米国通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表やメキシコのブエンロストロ経済相らが「技術的な動機よりも、政治的な動機によって行われると示唆している」との見解を示しつつも、「メキシコでは、中国を切り離すという政治的要因は存在しない」「中国という課題にメキシコも対処しなければならないが、ワシントンが有する先入観を同じように持つ必要はない」との見解を述べた。

安価な中国製品の流入に対する米国の懸念は強く、11月に大統領選挙を控える米国では、中国の過剰生産に対する懸念は誰が大統領になっても変わらないとする見方が多い。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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