2025年3月期第1四半期決算ハイライト
第1四半期
売上高 724百万円(前年同期比+10.3%)
営業利益 35百万円 (前年同期比-)
ドメイン別業績
<フィンテック・プラットフォーム>
売上高 306百万円(前年同期比△27.6%)
営業利益 118百万円(前年同期比+13.1%)
<フィンテック・トランザクション>
売上高 417百万円(前年同期比+79.3%)
営業利益 133百万円(前年同期比-)
2025年3月期第1四半期 連結業績
広告売上中心の嵩が出やすいメディア事業から粗利率の高いフィンテック・トランザクション中心にビジネスモデルがシフト。 フィンテック・トランザクションの増収により前年同期比で売上総利益+20%超えの成長。
2025年3月期第1四半期業績サマリー
・フィンテック・トランザクションが伸長し、売上高、営業利益ともに前年同期比で増収増益。 第1四半期の営業利益は35百万円と黒字化。第1四半期の売上高、営業利益ともにフィンテッ ク・トランザクションがフィンテック・プラットフォームを超え過半を占める。
・フィンテック・プラットフォームは前年同期比で減収増益。売上高は引き続きGoogleコア アップデートの影響から回復途上も、前期からの構造改革によるコスト最適化の効果により、 営業利益は前年同期比+13.1%の増益。また、メディア事業の過去2年間の大幅な減収減益を踏 まえ、抜本的に体制を変更。事業・開発のマネジメント体制を変更、コンテンツ品質管理の組 織を新設、コンテンツ開発の人材を新規採用等を実施。
・フィンテック・トランザクションは売上高が前年同期比+79.3%、営業利益も黒字化し、増収 増益。GMVは大規模案件等がなく前四半期比では減少するも、前期からの顧客接点拡大や深 耕による経営・ファイナンスコンサルティング支援の大幅回復、ファンドによるストック売上 の積み上げにより売上は前四半期比で同水準を維持。
2024年3月期注力ポイントの進捗
金融取引の継続拡大
・前四半期比で増収増益
・フィンテック・トランザクションの業績がプラットフォームを上回る
金融事業の人的資本強化
・今期は金融事業の人的資本強化に投資
・期初から採用が順調に進捗し、金融事業の体制を強化中
メディア事業の構造改革
・減収するも前期からのコスト最適化で増益を確保
・2年間の大幅な減収減益を踏まえ、重点課題であるコンテンツ中心の体制へ変更
金融・不動産DX事業の外部パートナー連携強化
・既存顧客からのアップセル等により第1四半期の業績は順調に進捗
・マーケティングを中心に提供価値向上に取り組み中
M&Aの拡大
・ディール検討を推進するも第1四半期ではクロージング等は発生なし
新取締役体制
フィンテック・トランザクションの拡大に伴い、金融事業中心に取締役体制を最適化。
フィンテック・トランザクションの事業管理体制・推進体制を強化
急速に拡大する金融事業は、監査遅延などの影響を重く受け止め管理体制を強化。第一に営業部門の管理体制。第二に金融部 門全体のコンプライアンス体制。第三に金融事業の内部監査。それら事業部内での一線から三線の管理体制を強化しつつ、そ れらを監視する金融事業のモニタリング委員会を設置し、ガバナンス面も強化。
フィンテック・トランザクションの四半期業績(構成比)推移
四半期業績(構成比)
第1四半期の売上高、営業利益の構成比はフィンテック・トランザクションがフィンテック・プラットフォームを上回る。 フィンテック・トランザクションが売上高57.7%(QonQ+9.6pt)、営業利益53.0%(QonQ+6.4pt)と過半を占める。
主要KPI
第1四半期の累計調達支援額は約117億円、AUMは約400億円、GMVは約21億円で推移。 前年同期比では順調に伸長するも、QonQではAUM、GMVが減少。 AUMは上場企業オーナー等に預かる自社株資産評価額の影響により減少、GMVは大型取引等が発生せず伸び悩む。
2025年3月期 通期ガイダンス
金融事業中心に利益率の高いビジネス構造転換が進み、2025年3月期は増収増益。営業利益が過去最高益になる見込み。
内訳
フィンテック・プラットフォームはGoogleコアアップデートの影響からの回復が見込めず、構造改革の影響のみで減収増益。
フィンテック・トランザクションは引き続き金融事業の人材投資により体制を強化。金融事業による増収増益見込み。