田端工業は12月5日、横浜地裁横須賀支部から破産手続き開始決定を受けた。『帝国データバンク』が報じている。負債は債権者約8名に対して約32億2900万円。

田端工業は1960年に創業。建売住宅販売業者として横須賀市を中心に事業を展開し、1998年3月期には売上高23億200万円を計上していた。

しかし、不動産需要が停滞したことに加え、不動産仕入資金を目的とした借入金が大幅に増加して資金繰りが悪化。2007年3月期には売上高約8億円まで低迷していた。さらに競争の激化に伴い業績は悪化し、2014年3月期の年売上は約2800万円となっていた。資金繰りが悪化し、先行きのめどが立たないことから、今回の措置に至った。

【関連記事】
選挙後の経済影響シナリオ…自民党が勝利した場合
大手住宅メーカーの富裕層戦略…高価格の戸建て住宅で開拓を狙う
中国富裕層が日本商品を『爆買い』 恩恵を受ける業界は?
年間52,596円の日経新聞が無料!?ネット証券は『情報の宝庫』
外貨両替手数料が1/100??海外旅行者必見の両替節約術とは