主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年10月22日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼21日(月)の為替相場
(1):中国 LPRを引き下げ
(2):独PPIは予想を下回る
(3):米中銀総裁 利下げに慎重な姿勢示す
(4):ドル/円 8月1日以来の高値を付ける
▼21日(月)の株・債券・商品市場
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21日(月)の為替相場
期間:21日(月)午前7時00分~22日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国 LPRを引き下げ
中国人民銀行(PBOC)は貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)について、1年物を3.10%へ、5年物を3.60%へそれぞれ25bp(0.25%ポイント)引き下げると発表した。
(2):独PPIは予想を下回る
独9月生産者物価指数(PPI)は前月比-0.5%、前年比-1.4%と市場予想(-0.2%、-1.1%)を下回った。
(3):米中銀総裁 利下げに慎重な姿勢示す
ダラス連銀のローガン総裁は「経済が予想通りに進展すれば、より正常または中立的な水準に向けて政策金利を徐々に引き下げる戦略が、リスク管理および目標達成に寄与する可能性がある」と述べて利下げは慎重に進めるべきとの考えを示した。その後、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も「中立的な水準に到達する上で、今後数四半期にわたってより緩やかな利下げを予想している」と発言。より速いペースで動くためには、「労働市場が急速に弱くなっているという確かな証拠」が必要だと述べた。
(4):ドル/円 8月1日以来の高値を付ける
米長期金利の上昇を背景にドル高が進行。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが鈍るとの観測があらためて高まったほか、11月5日の米大統領選でどちらが勝っても財政拡張に向かうとの思惑が広がった。なお、米10年債利回りは引けにかけて一段と上昇し、約3カ月ぶりに4.195%前後を付けた。ドル/円も引け間際に150.88円前後まで上昇して8月1日以来の高値を付けた。
21日(月)の株・債券・商品市場
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