この記事は2024年10月29日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Metro Hopper/stock.adobe.com)

2024年10月29日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

衆院選で自民党が大敗し、立憲民主党と国民民主党が急伸したのだが、意外にも為替市場では円安が進んだ。

為替市場に関していうと、日本の衆院選の影響は終わり、米大統領選の方に関心が移ってしまっているのだと思う。

米大統領選は賭けサイトなどを見てもトランプ氏の勢いが増してきており、トランプ氏当選を織り込む動きになってきている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

為替市場ではおそらく、トランプ氏優勢の影響でドルが強く、中国やメキシコに対する関税が高まることと、原油価格が増産により低下する可能性があるため、豪ドル等の頭が重くなってきている。

大統領選の結果待ちになるだろうが、既に7~8割は織り込まれているという意見もあるようだが、おそらく米金利が高く、米ドル/円が堅調な状態が今しばらく続くのではないだろうか。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。