日経平均 | 38,134.97円 ▼307.03円 |
為替 | 1ドル=152.14円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億3,314万株 |
売買代金 | 4兆1750億64百万円 |
値上り銘柄数 | 271銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,354銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 95.38% |
市況概況
買われすぎ銘柄の修正安や円高を嫌気して大幅下落
米国株は引き続き堅調だったが、トランプ次期大統領の関税政策や円高を嫌気するように夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られ、本日の日本市場も売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後も手仕舞い売りを急ぐような動きも見られ、買戻し一巡となった買われすぎ銘柄を中心に売られて下値を試す動きとなった。38,200円を意識していったん下げ止まったものの戻り一巡となると再度売り直されて安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯はいったん買われたあと売り直され、後場も冴えない始まりとなった。38,200円まで戻らないとなると売り急ぐ動きも見られ、38,000円を割り込むと買戻しも入り下げ渋りとなった。それでも戻りが鈍く、買い上がるだけの材料もなく戻りの鈍さを確認しては手仕舞い売りに押された。さすがに最後は下げ渋りから戻りを試す動きとなり、買戻しも入って後場の高値圏で引けた。
小型銘柄は比較的堅調なものも見られたが、総じてみると軟調という感じだった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られたものの大きく方向づけるようなこともなく、売り急ぐ場面も見られたがきっちりと方向づけるような断続的な売り買いは見られなかった。基本的には下がれば買い、上がれば売りという目先の値動きに右往左往させられていた。
38,000円で下げ渋りとなったが、買い気に乏しい展開となっている。積極的に買い上がる材料もなく、利上げ懸念がくすぶるなかで、円高になればなったで円安効果がはげることへの懸念が出て、円安であれば円安でスタグフレーション懸念が出る。上がれば売られ、下がれば買われるということなので、38,000円水準が買い下がりの始まりということでここから反発を期待しても良いのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線で上値を押さえられ、75日移動平均線にサポートされている形だ。ただ、これもどちらかに抜けることが想定されるが、どちらかというと下に抜けるのではないかと思う。そうなると一気に37,000円前後まで下落ということもあるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。