日経平均 | 38,208.03円 ▼141.03円 |
為替 | 1ドル=150.04円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億3,057万株 |
売買代金 | 3兆5973億69百万円 |
値上り銘柄数 | 663銘柄 |
値下り銘柄数 | 932銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 105.35% |
市況概況
利上げ懸念が強まり冴えない展開
米国市場が休場となるなかで、朝方発表された都区部CPI(消費者物価指数)が予想を上回ったことから為替が円高に振れ、株式市場も売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後も週末・月末の手仕舞い売りも嵩んで下値を試す動きとなった。それでも38,000円を割り込むと買われるという展開で節目と見られる38,200円水準まで戻して前場の取引を終えた。
昼の時間帯も若干買戻しも入り前場よりも高い水準で推移、後場も本日の高値を更新して始まった。ただ、その後は上値も重く38,200円を割り込んだが、意外に下げ渋り戻しては売られるという感じで指数は小動きとなった。決定的な売り買いの材料もなく上がれば売られ、下がれば売られる状況が続いた。最後は手仕舞いの買戻し、月初の買いに期待した買いなども見られ、日経平均は高値圏での引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られて総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られたが、特に大きく指数を動かすこともなく方向づけるようなこともなかった。相変わらず上がれば売られ、下がれば買われるということで大きな方向感はなかった。
38,000円の下値を試す動きではあったのだが、円高も好感するような動きもあって大きく下げることはなかった。ただ、まだまだ下値模索の保ち合い継続ということでもあり、指数に影響な大きな銘柄は月初の買いは期待できるのだろうが、上値が重くなると売り直されて結局は買われないと思う。
利上げを織り込み、ブラックフライデー消費が好調となれば上値を試すことになるのだろうが、それまでもうしばらく下値模索となるだろう。
テクニカル分析
日経平均
75日移動平均線にサポートされている感じでもあるが、ここからは上がらないと売られることになりそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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