主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年1月23日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
目次
▼22日(水)の為替相場
(1):トランプ氏「対中関税協議中」
(2):英 予想以上の財政赤字拡大
(3):ECB総裁 インフレ鈍化に自信
(4):米債入札良好な結果
▼22日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:155円台半ばから下では底堅くなりそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
22日(水)の為替相場
期間:22日(水)午前7時10分~23日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):トランプ氏「対中関税協議中」
トランプ米大統領は「中国に対して10%の追加関税を協議している」と語った。また、「欧州連合(EU)は関税の対象となる」とも発言した。こられの発言を受けて対中国人民元や対ユーロを中心に一時的にドル買いが強まった。
(2):英 予想以上の財政赤字拡大
英国家統計局が発表した昨年12月の英政府の財政赤字は、178億ポンドと市場予想(142億ポンド)を大きく上回り、前年同月(67億ポンド)の2倍以上となった。赤字拡大の最大の要因はインフレ連動債の金利支払いだった。
(3):ECB総裁 インフレ鈍化に自信
欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、CNBCとのインタビューで「インフレは2025年のうちに目標値になる」と自信を示した。また利下げについては「段階的な措置が現時点では合理的で、ECBは利下げで後手に回っていない」と語った。
(4):米債入札良好な結果
米20年債入札は応札倍率が2.75倍と前回(2.50倍)を上回る堅調な結果となり、米長期金利が上げ幅を縮小した。
22日(水)の株・債券・商品市場
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