日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,565.80円 ▼366.18円
為替 1ドル=156.08円
売買高(東証プライム、以下同) 18億9,154万株
売買代金 4兆4651億38百万円
値上り銘柄数 1,280銘柄
値下り銘柄数 325銘柄
騰落レシオ(25日) 99.06%

市況概況

半導体関連銘柄が安く、日経平均は軟調

週末の米国株は軟調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も買い先行となった。

ただ、寄り付きの買いが一巡となったあとは手仕舞い売りに押されるものも多く、さらにAIに絡んで中国企業の優位性が取りざたされ、日本市場でも半導体関連銘柄が大きく売られ日経平均を押し下げた。一方で、半導体関連銘柄以外は買戻しなども見られて堅調なものが多く、TOPIXやグロース250指数、グロース株指数などは総じて堅調だった。圧倒的に日経平均採用銘柄でもプライム市場ベースでも値上がり銘柄が多かった。

昼の時間帯には若干買戻しも入り、後場は戻りを試す動きから始まった。それでも39,800円を超えると上値が重くなり、上値が重いと手仕舞い売りを急ぐ展開となって前場の安値を下回るような場面もあった。節目の一つと見られる39,500円を意識すると下げ渋りも見られたが、戻りも鈍く、最後は手仕舞い売りに押されて安値圏での引けとなった。、最後は買戻しも入り下げ幅縮小して引けた。TOPIXなど他の指数は堅調だった。

小型銘柄は買戻しも交えて総じて堅調で値持ちの良い展開が続いたが手仕舞い売りに押されるものも見られ最後はまちまちだった。グロース250指数やグロース株指数は横這いだった。先物はまとまった売りが散発的に見られて指数を下押す場面もあったが、基本的には下がれば買いというような動きで、方向感は見られなかった。

利上げが発表されても特に半導体株以外は売り急ぐということでもなく、総じて堅調だった。日経平均を見ていると意外に大きな下げと言うイメージだが、買われすぎていた分が修正されたということでもあり、大きな流れとしては変化は見られないと言うことだろう。今後は利上げの影響なども取りざたされて冴えない展開が続くと思われる。とりあえずは上がれば売りと言うことなのだろう。

テクニカル分析

日経平均

包み足のような大きな陰線となり、当面の高値を付けた形になった。今度は下値を試すことになるが、25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲の水準が39,000円台前半に収れんしており、この水準を試すことになるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。