日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,931.98円 ▼26.89円
為替 1ドル=155.20円
売買高(東証プライム、以下同) 19億6,484万株
売買代金 4兆5000億84百万円
値上り銘柄数 1,044銘柄
値下り銘柄数 517銘柄
騰落レシオ(25日) 92.65%

市況概況

米国株高を受けて買い先行、利上げでいったん買われるも結局手仕舞い売りに押される

米国株高を受けて買い先行となった。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は冴えない展開だったのだが、日銀の金融政策決定会合での利上げが取りざたされるなかで買戻しを急ぐ動きもあって寄り付きから買いが先行となった。いったん40,000円を割り込む場面もあったが、すぐに買戻しが入りさらに上値追いで前場の取引を終えた。

昼の時間帯も利上げ発表が待たれるなかで先物の買戻しが進み、後場寄り直前に利上げが発表されたが、利上げを「好感」して買われさらに上値を試すことになった。

ただ、買戻しが一巡となって冷静になると手仕舞い売りに押され、今度は軟調となる場面もあった。それでも39,800円の節目を割り込むと買い直されて再度40,000円を試す展開となり、その後は40,000円を超えると売られるものの意外に値持ちが良い状況が続いた。最後は売り直されて軟調、昨日の終値を下回っての引けとなった。

小型銘柄も朝方から堅調な地合いが続き、利上げが発表されるとさらに買い戻しが進み大きく上昇するものが目立った。グロース250指数やグロース株指数は暴騰となった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を大きく動かす場面もあり、乱高下の要因となった。方向感はつかみ難いがいったん方向が出ると一気に売り買いが進むという感じだった。

利上げを好感する場面もあり、意外な感じだったが、結局は上値を押さえられた形となった。改めて40,000円水準が上値という状況であり、40,000円を超えてさらに上昇するには利上げ打ち止め感や好決算発表が相次ぐ必要があるかと思われる。ただ、ここまでの決算発表を受けての反応は好決算は織り込み済みということであり、当面は出尽くし感が強まり冴えない展開となるのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

上値の重さが改めて確認された形となった。上髭線となったことでここが高値となる可能性も高く、いったん25日移動平均線や基準線までの調整は見られると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。