この記事は2025年1月28日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=William W. Potter/stock.adobe.com)

2025年1月28日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日27日(月)、中国のAI企業であるDeepSeekが低コスト生成AIモデルを開発したとの発表を受け、エヌビディア株は17%もの急落となった。

しかしながら、SOX指数は9%下げているが、ナスダックは3%、S&P500に関しては1.4%ほどで、想定とは違い、米国株全体にダメージを与えるまでには至らなかった。

よって米ドル/円はリスクオフで一時円高にはなったものの、ショートカバーで156円近辺まで戻している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国の一律関税実施についてベッセント米財務長官が言及しているが、これは国と国との交渉というよりは全体に掛けるものなので、意外と早く実施されるのではないだろうか。そうなった場合、ユーロ/米ドルを中心にまたドル高・ユーロ安、また米ドル/円でも少しドル高方向の動きになることを想定している。

ただ、トランプ米大統領発言で右往左往する状況が続いているので、だんだんマーケットが疲弊してそのうち動かなくなってくるのではないかと考えている。

▽ユーロ/米ドル 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。