
日経平均 | 36,790.03円 ▼29.06円 |
為替 | 1ドル=147.64円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億5,410万株 |
売買代金 | 4兆4162億65百万円 |
値上り銘柄数 | 817銘柄 |
値下り銘柄数 | 747銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 99.72% |
市況概況
買い先行で始まったが手仕舞い売りに押された
米国ナスダック指数が大幅高となるなどスタグフレーション懸念が薄れたことで本日の日本市場は買い先行となった。寄り付きから買い気配で始まる銘柄なども見られ半導体株が指数を押し上げるような形で一時大幅高となった。それでも37,200円の節目を抜けると上値も重くなり、あっさりと37,000円を意識する水準まで上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。
昼の時間帯も若干売り物がちではあったものの特に売り急ぐでもなく、後場も前場の終値を下回って始まったものの37,100円台を維持して始まった。ただ、買い気に乏しいなかで買われていた半導体株などが手仕舞い売りに押されると指数が先行する形であっさりと37,000円を割り込み、下値の節目と見られる36,800円水準まで下落となった。昨日の終値を下回ると買戻しも入るかと思われたが、特に買戻しを急ぐようなこともなく、結局は安値圏での引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ堅調だったが、上値の重さが確認されて売られるものも多くなり、結局グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物も朝方はまとまった買いも見られたが、買い戻し一巡となると特に買い急ぐこともなく、散発的にまとまった売りが出て指数を押し下げるという展開となった。
結局は改めて上値の重さを確認する形となり、37,000円台回復というわけにはいかなかった。スタグフレーション懸念が薄れているなかで、減税も期待できず、逆増税懸念なども取りざたされると買われすぎ銘柄を中心に戻れば売りということになるのだろう。ここで空売りが積み上がらないと再度下値を試す動きとなるのだろう。いずれにしても下値模索が継続していると言うことなのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
上髭線で大きな陰線となりさらに下値を試す動きが警戒される。移動平均線や基準線からの乖離も大きいが特に買戻しを急ぐということでもなく、移動平均線の下落を待っているのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。