英ファンド、資生堂株式を買い増し
経営立て直しが急務となっている資生堂。同社をめぐっては2月、英国投資ファンドのインディペンデント・フランチャイズ・パートナーズ(IFP)による新規保有が注目を集めたが、IFPは3月31日、1.05%を買い増して保有割合を6.25%に高めたとする変更報告書を提出した。
米投資ファンドのフォラロン・キャピタル・マネジメントは3月中、物流企業のニッコンホールディングスについて4度、買い増しの報告書を提出。1月に新規取得が判明していたが、保有割合を19.72%まで高めた。
香港投資ファンドのオアシス・マネジメントは製紙大手、北越コーポレーションに対する株式の保有割合を14.08%から9.92%に下げた。オアシスは昨年6月に開かれた北越コーポの定時株主総会で岸本晢夫社長の代表取締役解任を求める株主提案を行うなど、会社側とかねて対立関係にある。
そのオアシスが10%超の株式を保有する大株主となっているトプコンは3月末、米投資ファンドのKKRなどを組んでMBO(経営陣による買収)を実施し、株式を非公開化する方針を発表した。
◎3月:アクティビストによる主な保有状況(直近に提出の大量保有報告書に基づく。共同保有分を含む。赤字は新規保有。※保有割合が低下)

(画像=「M&A Online」より引用)
文:M&A Online